一生に一度の特別な日には、特別な準備が必要です。作家さんによる、手づくり作品でいっぱいのウェディングを叶えた女性にお話をうかがいました。そして、とても幸せなおふたりの門出に立ち会わせていただけることに。これは、結婚式からさかのぼること26日前からのお話です。
おふたりの門出に
日差しが照りつける、雲ひとつない7月のある日、わたしたちはいつもとはちがう洋服に身を包んで、海にほど近いホテルを訪れていました。
緑を抜けると見えてくるのはチャペル。実は、あるご夫婦ご招待いただき、門出をお祝いするため、式に参列させていただいたのでした。
「お手伝いさせてもらえませんか?」
はじめてお会いしたのは1ヶ月前。美容師をされている夏実さんに髪を切ってもらっていたminneのスタッフが、「とってもかわいい美容師さんが、もうすぐ結婚式を挙げるんだよ」とおしえてくれたのがきっかけです。「どこにもないウェディングアイテムを揃えて式を挙げたいらしいんだけど、お仕事が忙しくてなかなか時間がないんだって」「minneで作品をさがしてみようかなあ、とも言ってたよ」とのこと。
お手伝いさせてもらえませんか?
そんなふうに、こちらからお願いし、作品選びなどをすこしだけお手伝いさせていただくことにしました。式まで残り26日。作家さんにご協力いただき、なんとか素敵なウェディングを実現したい。夏実さんのご希望をうかがって、「こんな作家さんはどうですか?」とご提案。実際に選ばれたのは、すべて夏実さんです。
式のテーマは、「ナチュラル」で「おしゃれ」。飾りすぎず、グリーンやウッドを基調とした空間の中で、さりげなくムードを盛り上げてくれる作品たちを選びました。
そして当日、「実際にご覧になりませんか?」と式にご招待いただいたのでした。
作品が並ぶウェルカムスペース
会場に入ると、日の光とシャンデリアの灯が降り注ぐあたたかな空間に、たくさんの作品が並んでいました。
まず目に入ったのが席次表。
たいせつなゲストのみなさんに、まず手に取ってもらうアイテムです。「内容について、作家さんとたくさんやり取りをしました。細かい修正やデータを送ってくださるのが本当に早くて、当日まであまり時間がなかったわたしたちにとって、とってもありがたかったです」と夏実さん。
足を止めてゲストのみなさんがじっくりご覧になっていたのは、おふたりの写真です。
ポラロイドカメラのようなフォトフレームに収まった、思い出の数々。ガーランドになったおふたりのアルバムに、みなさん思わずにっこり。
たのしいパーティを盛り上げてくれるのは、ポップなデザインのフォトプロップスです。
おふたりの名前入り。
チャペルの挙式
そしてチャペルに。
笑顔あふれる夏実さんとご両親。お母様と目を合わせる夏実さんの表情には、思わず胸がいっぱいになってしまいます。
真っ白なウェディングドレス姿が、とってもお似合いです。
リングピローは、ガラスケースいっぱいに敷き詰められた紫陽花のプリザーブドフラワーです。
たいせつな思い出の宝石箱として、いつまでも使っていただけるのがうれしいですね。
こだわりのヘアアレンジ
披露宴の前のお着替え。ヘッドドレスも変わりました。
コームでつけられる、ふんわり美しいショートベール風ドレスです。長さやボリュームは夏実さんのこだわり。
ゲストへの感謝と贈りもの
式の最後に配ったプチギフトは、夏実さんもとってもお気に入り。「ひとつひとつ手づくりでデザインが異なり、ドライフラワーたっぷりで、想像の何倍もかわいかったです。自分が欲しくなっちゃいました(笑)」と夏実さん。
おふたりの想いが込もった、とても素敵な結婚式でした。
minneで叶える「世界でひとつ」のウェディング
夏実さんに、感想をうかがいました。「いろんな作家さんがいるので、本当にたくさんの数の作品を見ましたね。必ずビビッとくるものがあるので、さがしている最中も辛くなくて、とてもたのしかったです!作家さんが手づくりで自分たちの名前を入れてくださったり、デザインの相談に乗ってくれたり。気軽に連絡が取り合えるのも、届くまでのわくわく感も、minneならではだと感じました。仕事をしながら結婚式の準備をしている花嫁のみなさんにおすすめしたい気持ちでいっぱいです」
式まで1ヶ月を切っていたおふたりでしたが、作家さんのご協力で、こだわりをたいせつにした素敵なアイテムが揃いました。
一生に一度の特別な日。みなさんも「世界にひとつだけ」のアイテムでいっぱいのウェディングを叶えてみませんか。
夏実さん、末長くおしあわせに。
取材・文 / 中前 結花 撮影 / 真田 英幸