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おいしい素材、旬の食材をたっぷりと使ったトロワさんのパンはシーズンを問わず、幅広い世代に大人気。中でもロングヒットとなっているのが「塩とあんとカルピス(株)バター」。くるみを練り込んだパン生地で、たっぷりのこしあんと、生乳のように口溶けのよいカルピスバターがサンドされた、リピーターを多く持つ、お店の看板的商品です。
今回は、そんなパン屋トロワさんの「塩とあんとカルピス(株)バター」ヒストリーに迫りました。
「おいしい」を追求
下町の小さなパン屋らしい、みなさんに親しんでいただける「トロワらしいパン」を探していました。ある日、ふと「このおいしいくるみパンに、おいしいあんこ、おいしいカルピスバターをはさんだら…」と思いつき、試作を食べてみたところ、想像以上のおいしさにびっくり。実際に店頭に並べると、すぐにお店の人気商品になりました。
5人家族のパパが頑固なパン職人。妻のわたしがアイデアと販売を担当しています。
はじめてこのパンを思いつき提案したとき、実は恥ずかしながら厨房での夫婦喧嘩に発展しました...。理由は「カルピスバター」の存在です。
大手のベーカリーで長年働いてきた職人にとって、そこまで贅沢な素材をパンに挟むなどありえないことでした。「パンがおいしいから普通のバターでよし」というパン職人と、「大切につくったパンには、本当においしい素材をあわせるべき」という妻の主張。お互い一歩も譲らず。徹底的に話し合った結果、カルピスバターを挟んで試してみようということになったのです。
結果は大正解。お客さまからの反響が商品化の後押しをしてくれました。
このことをきっかけに「大切につくったパンには厳選した素材だけを合わせること」「自分たちが本当においしいと思うものをつくること」「自由に発想すること」というわたしたちの大切な共通のコンセプトが確立しました。
手でつくること
冷たい機械などで生地を分割したり成形すると、余分な力や温度変化で生地が少しだけ疲れてしまうのですが、熟練の職人の最高の手加減によって大事に育てられたパン生地は、自然な小麦の甘みがあり、ほどよい歯切れと口溶けに焼きあがるんです。
元気のみなもとに
そして、基本の食パンもひっそりと、でも確実に改良を企んでおります。これからも、パンの詰まった箱を開けた瞬間、たのしい気持ちになり食べて元気になっていただけるような商品をお届けしたいです。
「おいしい」を詰め込んだトロワさんのパンたち。今回ご紹介した、カルピスバターを使ったパン以外にも、胸が高鳴るような魅惑的なパンがギャラリーページにたくさん並んでいますので、ぜひチェックしてみてくださいね。自分用にもギフト用にもおすすめです。
次回の作品ヒストリーもおたのしみに。
「トロワのパン3種9点BOX」をプレゼント!
今回ご紹介したものを含む「パンセット」を抽選で3名様にプレゼントいたします。
<応募方法>
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<応募期間>
5月14日(木)~5月28日(木) 23:59
当選者には6月4日(木)までに、minneとものづくりと公式TwitterアカウントよりDMにてお知らせいたします。たくさんのご応募お待ちしております。
取材・文 / 西巻香織