作り手は、urikmadさん
urikmad
絵描きとして、「癒し」をテーマにカラフルな色彩の中に住む動植物を描く。その絵をモチーフにした、スマホケースやメッセージカードなどの雑貨も制作。
https://minne.com/@urikmad
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アートの街ベルリンへ移住
urikmadさんとアートとの出会いは、2012年に旅行で訪れた“芸術の街ベルリン”。街の雰囲気にすっかり魅了されてしまい、なんと移住を決意したのだそう。そこからurikmadさんの絵描き人生はスタートしました。
urikmad
ベルリンは、さまざまな歴史建造物が残されているだけではなく、通りには多くのアートギャラリーが立ち並び、歩いているだけでわくわくが止まらない街でした。直感的に「ここに住みたい!」と思い移住。3年間、絵描きとして活動しました。いうまでもなく日常にアートが根付いている街なので、原画を購入してくださる方が多く、新しい作品を描いては発表して…という、アートづけの日々を送っていました。
そしてurikmadさんは結婚を機に住まいを東京に移します。しかし、そこですぐに高い壁にぶち当たってしまったのだそう。
こいのぼりや忠犬ハチ公像など、urikmadさん思う“日本の可愛い風景”を描いたポストカード
urikmad
ベルリンとは違い、アートが根付いているとはいいがたい日本。原画を売ることがとっても敷居が高いことだと痛感しました。そこから日常使いできるスマホケース 、モバイルアクセサリー、ポストカードなど、手軽にアートをたのしんでいただけるよう、イラスト雑貨を中心に手掛けるようになっていきました。
お部屋の主役になりそうな、力強い『虎ちゃん』のアート作品。urikmadさんご自身もお気に入りの作品なんだとか。
urikmadさんの作品といえば、ヴィヴィッドな色使いが魅力。制作のうえで、心掛けていることをうかがいました。
urikmad
近頃は、アクリルガッシュやiPadを使って絵を描いているんです。ハッピーな気持ちになれるような、疲れた気持ちを元気にできるような…そんな「癒し」の存在になれたらいいなという思いを込めて描いています。カラフルな色使いは、その表れだと思います。
そんなurikmadさんの新作をご紹介します。
気分上がる、黄色いお花畑
urikmad
お花が好きで、毎週新しいお花を生けては気分を上げているのですが、日常使いしているものも気分を上げる存在であって欲しいと思い、自身も愛用しているAirpods proのケースを黄色のお花で埋めてみました。
urikmad
完成してみると「シンプルな白いケースがカラフルになるだけでテンションが上がるんだ!」と、自分でも驚きました。こうしてバッグにつけるだけで、ちょっとした差し色にもなってくれます。
Airpods proとおそろいの絵柄で、スマホケースも制作されています。視線を惹きつけるヴィヴィッドな色合いなので、ファッションアイテム感覚で持ち歩きたくなります
urikmad
さらに、平面ではなく3D印刷にすることで、前から見ても後ろから見ても黄色のお花で埋め尽くされるようにしました。実は、描いているお花のシルエットはとてもシンプル。使う色も数色に絞った絵柄なので、大人っぽく持ってたのしんでいただけるんじゃないかなと思っています。
最後に、記事を読んでくださったみなさまに向けてメッセージをいただきました。
urikmad
アートの力で日々の生活をたのしく元気に!すこしでもお役に立てたらいいなと絵を描き続けています。これからも、日常にそっと寄り添うことができるようなものづくりを行っていきたいです。そんな作品をお届けできることが、わたしのしあわせです。
連載「新作おしえて」はSNS連動企画です。minne作家のみなさんは、TwitterまたはInstagramにて「#新作おしえて」「#minneとものづくりと」の2つのタグをつけ、新作画像と作品URLをつけてぜひご投稿ください。
文 / 堀田恵里香