作り手は、Ufufuyaさん
Ufufuya
「旅するようなときめきと発見」をテーマに、アクリル絵の具などで描いたオリジナルイラストでブローチを手がける。
https://minne.com/@ufufuya
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絵との出会い
幼い頃から“絵を描く”ことが生活の一部だったというUfufuyaさん。大学に入ってからはアクリル画を描くようになり、デザインフェスタなどのアートイベントに出展することもあったのだそう。
Ufufuya
幼い頃から漫画やイラストなどを描いていたのですが、社会人になってからはなかなか制作の時間がとれなくなっていました。社会人5年目に差し掛かった頃、「いまの生活を変えよう!」と一念発起。フリーになったのを機に、やりたかったことを全部叶えていこうと決心しました。
Ufufuya
ずっとアクセサリーが好きだったのと、絵よりももう少し気軽に手に取ってもらえるものをつくりたいという思いから、自分の絵をモチーフにしたブローチをつくりはじめました。
“おまもり”のようなブローチ
Ufufuyaさんの作品といえばどこか異国情緒あふれるデザインと、美しい色使いが魅力です。作品制作にかける想いをうかがいました。モチーフ本来の色を意識しつつも、ハッピーな気分になれる明るい色使いを意識しているのだそう
Ufufuya
世界各国の建物や人物、食べものなどをモチーフにしているのですが、まずは「自分がときめくかどうか」というところを大切にしています。
Ufufuya
そして、実際に手に取っていただいた方には、そのモチーフや由来となる国のことを、もっと身近に感じて好きになってもらえるといいなあ、と思いながら制作しています。自分と憧れの場所をつないでくれるような、「いつか行きたい」と励みにしたり、「また行きたい」と願ったり。そんな、持ち歩くことで気分が上がってときめきをもらえる「おまもり」のようなイメージでしょうか。
こちらも新作の「動物ティーポット」シリーズ
Ufufuya
サイズが小さいうえに、細かい描き込みや装飾の多いデザインなので、モチーフはすべて印刷してパーツ化しています。そのぶんデザイン制作や仕上げに時間を取れますし、ブローチを見るたびに「よく見ると、こんなモチーフが描いてある!」などといった発見をしていただけるとうれしいです。
色鮮やかなクッキー缶
Ufufuya
“海外のスーパーやマルシェに売っていそうなもの”というコンセプトの「世界の空想マルシェ」というシリーズのひとつ。
Ufufuya
実はこのシリーズ、NIVEAさんとminneさんのコラボレーション企画『フォーチュンデコ缶』の企画で制作した作品がきかっけになっているんです。このときは「大切な人に渡したい世界のお土産」というテーマで制作したのですが、チョコレートやお酒の架空のパッケージをデザインするのがたのしくてたのしくて!それを機に、そんなパッケージづくりをシリーズ化することにしたんです。
Ufufuya
ベルギーチョコレートのブローチに続いて、お菓子をモチーフにしたものがつくりたいと考えていました。クッキーもいいけれど、開ける前からわくわくが止まらなくなるようなキュートなクッキー缶がいいと思いました。
これまではアクリル絵の具で描いていたのですが、昨年末に娘が生まれ、絵の具を使うのが難しくなったので、今年からiPadを使ってモチーフをデザインしています。
これまではアクリル絵の具で描いていたのですが、昨年末に娘が生まれ、絵の具を使うのが難しくなったので、今年からiPadを使ってモチーフをデザインしています。
「クッキーをおいしそうに見せたかったので、缶の部分よりもふんわりと柔らかいタッチで描いてみました」とUfufuyaさん
Ufufuya
デジタル画でも、これまでのイラストとなるべく雰囲気を合わせたかったので、アナログっぽい質感が出るようなブラシを使っています。また、“パーツの色や大きさを簡単に変更できる”というデジタルのメリットを最大限に活かして、文字やお花の絵は、ごちゃごちゃしすぎず程よいバランスになるよう、位置や大きさを何度も調整して、完成しました。
Ufufuya
わたしの生活の一部になっている、ものづくり。もちろん、「つくること」がたのしくて続けているのですが、作品を見ていただけること、作品を手に取ってよろこんでくださる方がいることは本当に励みになっていて、レビューやSNSでのあたたかいお言葉のおかげで、さらにものづくりをたのしむことができています。これからも、世界への憧れやときめきを作品に込めていければと思います!
連載「新作おしえて」はSNS連動企画です。minne作家のみなさんは、TwitterまたはInstagramにて「#新作おしえて」「#minneとものづくりと」の2つのタグをつけ、新作画像と作品URLをつけてぜひご投稿ください。
文 / 堀田恵里香