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簡単!りんごジャムの作り方
シャリっとした食感に、甘い蜜の味。わたしたちを冬の間たくさん楽しませてくれる「りんご」。そのまま果物として楽しむことが多いですが、熱を加えると食感が柔らかく変化し、どの世代にも食べやすくなります。今回はりんごを使った簡単に作れるジャムに挑戦します。
今回も作り方のコツをご紹介するので、ぜひ皆さんも一緒に楽しみながらジャム作りに挑戦してみてください。
りんごジャム作りに必要な材料・道具
材料はりんごとグラニュー糖に、レモン汁のみ。グラニュー糖はりんごの50%の量を用意してください。
今回はりんごを3つ分約650グラム用意しました。小さめのビン3〜4つ分のジャムができあがります。
レモン汁はクエン酸の働きによって、ジャムの色味をより鮮やかに見せてくれます。ペクチンによってとろみも増しますよ。
材料の他に鍋と木べら、ジャム瓶の道具も忘れずに。鍋は必ずステンレスやホウロウといった、酸に強い素材のものを使ってくださいね。
りんごジャムの作り方
瓶の下準備をする
ジャムを作る際は、事前の準備としてあらかじめビンを煮沸消毒しておきましょう。
ジャムを保存する際にカビや菌が発生するのを防ぐことができます。
鍋にビンと蓋を入れて、しっかりと浸かるほどの水を入れたら沸騰させます。
5分経ったら鍋から取り出し、しっかりと乾かせば煮沸消毒は完了です。
沸騰してからビンを入れると、急激な温度変化でビンが割れるので気を付けてください。蓋は変形しやすいので少し早めに取り出しましょう。また、やけどには十分注意しましょう。
りんごの皮をむきカットする
それではジャムを作っていきます。
まずりんごを軽く洗い、ふきんやキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
次にりんごを8つにカットし、皮をむきます。もちろん最初に皮をむきカットする順番でも大丈夫です。
カットしたりんごをさらに約5mmの幅にカットし、ボウルに移します。
材料を合わせる
ボウルに入れたりんごにグラニュー糖とレモンを合わせます。さっとボウルを振るとグラニュー糖が全体にまんべんなく行き渡ります。
そのまま20分ほど待ち、浸透圧でりんごから水分が出るのを待ちましょう。時間がない方は待たずに次の工程に取りかかっても大丈夫です。
りんごを煮込む
りんごを鍋に移し、火をかけます。少し弱めの中火で木べらを使い、かき混ぜながら煮ていきます。
15分ぐらい煮詰めていくと灰汁が出てくるのでその都度こまめに取っておきます。
弱火にしたらさらに20〜30分ほど煮詰めるとしっかりとした色味ととろみが出てきます。
お好みの固さになったら火を止めましょう。
冷めるとさらに固まってしまうので煮込む時間に少し注意が必要です。お好みの固さの少し手前で火を止めるといいでしょう。
煮込んだジャムをビンに移す
そのままジャムをビンに移します。火傷をしないように注意してください。
すぐに食べず長期保存する場合はビンの蓋をしっかり閉め、逆さにしましょう。
逆さまにすることで、カビを防げます。
しっかりと冷ましたらりんごジャムの完成です。
りんごジャムを上手に作るコツ
りんごを煮込んでいる間はとにかく焦げないよう、常にヘラでかき混ぜるようにしましょう。混ぜ続けることでとろみ具合も分かるので成功しやすくなりますよ。
また、今回はりんごを大きめにカットしてジャムを作りました。大きめにすることでより果実感を味わうことができます。ただ細かく切ることでいろいろなパンや料理、お菓子に合わせやすくなるのでお好みに合わせて調整してみてください。
りんごジャムに合わせるこだわりのクロワッサン
せっかくなのでminneで、りんごジャムと相性抜群のパンを取り寄せてみました。
今回お取り寄せしたのはボワ ド ヴァンセンヌさんの「クロワッサン」。
発酵バターを使用したこだわりのカンパーニュ。しっかりと焼かれた色味が食欲をそそります。
早速りんごジャムと合わせていただきました。
サクサク、ホロホロの生地と発酵バターの香りがたまりません。中はしっとりとしてるので、ジャムがしっかりと絡み合い相性も抜群です。
りんごジャムのアレンジレシピ
今回のりんごジャムはパンに乗せたり、料理に添える以外にアップルパイの中身として使用するのもおすすめです。小さめのパイ生地の中にりんごジャムを入れて焼き上げれば簡単にアップルパイができ上がります。以前アップルパイに挑戦した記事を公開していますので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね。
手作りりんごジャムの保存方法
今回ご紹介したりんごのジャムは未開封で約1ヶ月ほど保存することができます。開封したものや砂糖の分量を少なくした方は早めに食べ切るようにしてくださいね。
1年中、どこにでも並んでいるジャムだからこそ、自分で果物を選ぶところから始めるとより特別なものになります。
まさに手作りの醍醐味を感じられるそんな魅力がたくさん詰まっているのですね。
さて次の季節にはどんなジャムを作りましょう?
また季節が変わるころ、お会いしましょう。
執筆・撮影/真田英幸