私があみぐるみを初めて編んだのは、2008年でした。
友達に
「編み物できるんでしょ。じゃあこれ編んでよ」
と毛糸2玉と編み図を渡されたのです。
それが、ねこやまさんの「あみねこ」でした。
練習に、と自分で用意した毛糸で1体編み、意外とすんなり
出来上がったのでこれならともう1体、もらった毛糸で編みました。
同じ編み図を使って編んだのに、表情が全然違う子が出来たのです。
なにこれ!
どっちも可愛い!!
じゃあ、もう1体作ったらどうなるかな?
次は??
と、作るたびに表情が変わることにすっかりハマってしまいました。
あみねこのHPには、とても丁寧に編み方が書いてあったのですが、
同時に「販売」についてもとても詳しく書かれていました。
そのときはじめて、「お金をいただいて作品を差し上げる」という
概念を知ったのです。
もちろんあみねこは販売することは禁止されていますので、
「自分で考えて作ったあみぐるみ」を作り出せばいいんだ!
と思いつきました。
それからはもう、街に出れば
「色の組み合わせ」「デザイン」「糸の種類」などなど
文字通り、寝ても覚めてもあみぐるみのことを考えていたんです。
そんなとき、いつもお願いしている美容室で、パーマをあてている間に
何げなく読んでいた雑誌の1ページが目に留まりました。
もう10年近く前のことですが、まだ覚えています。
赤い線で、さらさらっとシンプルに書かれた、お団子ヘアの小さな女の子。
「これ、あみぐるみにしたい!」
これがあみぐるどーるのはじまりでした。
つづく。