当店の「ドライフィグ」の品種へのこだわりをお聞きください。
スーパーフードと言われるドライいちじくですが、栄養価とともに
見た目も味も日々の励みになりたいとおつくりしました。
いちじくの品種は全国数あれど
京築では「とよみつひめ」「蓬莱柿(ほうらいし)」の2品種が多く栽培されています。
とよみつひめは、最近行橋で生まれた希少品種(高級、大人気)ですが、こちらのお話はまた今度(長いので!)
そして元来多く栽培されていた「蓬莱柿」。こちらの2品種、結構~食感が異なります。
簡単に言うと蓬莱柿のほうが柔らかく、ほろほろとほどけるような食感。
とよみつひめは蓬莱柿と比べ少し肉厚に感じる食感があります。
花弁の面積(密度)の違いが、わずかながらも食感の違いに繋がります。
いちじくは漢字で「無花果」と書かれますが
「実」だと思っている部分がお花です、そう果肉だと思って食す内側の赤い部分が花弁なのです。
ドライフィグの開発過程で、初期は品種へのこだわりはありませんでした。
しかし加工して比較した際 「見た目の鮮やかさ」そして「食感」「味」が大きく異なったのです。
ドライは蓬莱でなければだめだ!となりました。
●花弁の面積が大きい
→美しい色味が全面に
→口にいれるととろけていく食感
●ほどよい酸味
→わずかに感じ取れる程度の酸味が
甘みとバランスがよい
さらに輪切りにすることで、
おいしさがダイレクトに舌に伝わり、旬の鮮やかなピンク色がも華やかに。
さらにドライフルーツ特有の口腔内に絡まる感じも軽減されました。
見た感じバリバリしていそう、硬そうだ、、と思われがちですが、
室温に少し置くだけで柔らかくなりますよ。
(なので、食べる分だけ取り出してしっかりZIPしてくださいね。)
ジャムには果肉感をごろっと残したかったので「とよみつひめ」を使用しています。
ただ食べる、ではなく目で舌で、そして体が喜ぶものをご提供して行きたいと思っています。