わしの名前は、モミサブロー。

わしの名前は、モミサブロー。

わし、と書いて思い出しました。 普通「私」は自分のことを指しますが、わが村では相手のことを「わー」ということがあります。 もう、若い人たちはほとんど使いませんが、私の両親の会話に出てくる必須単語です。 両親の農作業中の会話 父「わ~やぁ、ワイヤーもってこいっちゃ!」(あなた、ワイヤーを持ってきてください) 母「ほれ!」(はい、どうぞ) またある日の両親の会話 母「わーだば!やんだおらぁ、何しったなぁ」(あなたってば!いやだわぁ、何をしてるの) 父「何が?これ、おいなだろや?」(何かおかしいですか?これ、私のですよね?) ※「おい」=私、自分のこと こんな感じです。(笑) タイトルの「モミサブロー」には、まったく関係のない庄内弁の話でした。笑 ちなみにこの「モミサブロー」で「籾がら」を土の中に入れていく作業をしています。 写真だとわかりずらいですが、先端が上下に動いて土を掘り、そこにもみ殻を投入しています。 結構大きい音が出ています。ガダガダガダガダガダガダガダ・・・・ 稲を収穫して脱穀した後に出てくるこの「籾がら」を土に混ぜて使うことでとても優秀な土壌改良素材になり、 水はけの悪い畑では、排水が良くなります。

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山形県鶴岡市の枝豆農家

治五左衛門の農園
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