陰翳礼讃を読んで考えた事

陰翳礼讃を読んで考えた事

前回、陰翳礼讃を読んでその内容と感想を書きましたが、 今回は私なりに考えた答えを書きたいと思います。 写真は江戸時代末から明治初期にかけて建てられた古民家の内装です。 南側にガラス窓は無く、開け放しの空間です。 昼間は外からの明かりを障子越しに過ごします。 夜は雨戸を閉めて室内はかなり暗い状態だったと思われます。 (現在、電球の照明がついてますが、昔は蝋燭の明かりでしょう) 確かにこの状態は陰翳礼讃ですが、現代人が住める状態ではありません。 テレビやパソコン、スマホなどを使うには暗すぎです。 目が悪くなり、気分も落ち込んだように暗くなりそうです。 日本が鎖国をやめて以来、この環境では生活できません。 結論として私はこう考えます。 夜でもそれなりの明るさを必要としていて 現代的な照明器具が必要になります。 そして、日本という湿度の高いお国柄のためドライな感じの 明かりが好まれると思います。 それで、部屋の中に3つぐらいの照明器具を備えるのが良いと思います。 白昼色の明かりと電灯色の明かり、そして手元を照らす明かりです。 それらを使い分ける事で快適さと部屋のグレードアップにつながると思うのです。 私のこれからの照明制作にも、ある程度の明るさを保持しながら 照明により影を落とすような、柔らかく、暖かく、物の存在を照らし出すような 明かりを制作したいと思いました。 拙いな文章ですが、いつも読んでいただき有難うございます。 照明花華 作家

レターの感想をリアクションで伝えよう!

明りを灯す人

花が華になる時
作品を見る