計画的に制作するということはほぼなく、これまでの大体が唐突な衝動による思いつきの「点」からはじまることがほとんどでした。
・りんごってかわいいよなぁ
・いちごってかわいいよなぁ
・プリンってかわいいよなぁ
・ええい暑くてイライラする!
直近の商品だとはじまりはこれです。
夏の看板商品、溶けかけのハート氷は夏の真っ只中、あまりの猛暑に心底イライラしていた衝動でもってできあがりました。
元々100均やファンシー雑貨屋さんにある大きめのぷっくりしたカラフルなアクリルキーホルダーがとても好きで、あの大きさでつるつるの氷みたいなのがあったら面白いなあ〜という連想で誕生した次第です。
とりあえずかわいいー!の勢いでもって対象を思う存分作り散らかし尽くして満足してから、さてとこれらはいったい今後どうしていこうか?という考えの体制に入ります。
りんごだったらそのままスタッドピアスにしてもかわいい、あーいやアップルパイとセットだともっとかわいくない?あっどうせならかじり跡もアップルパイもハート型だったらかわいくない??
というふうにどんどん後付けの思いつきにて展開していきます。
まさに行き当たりばったりです。
商品展開としてはこの体制は非常に効率が悪く、あとから思いついたことでがらっと方向転換したりまったくちがうものができたりします。
結果同じモチーフなのにひと組ひと組色みの組み合わせが違う商品が数十組とできてしまい、出品と管理が本当に大変だったこともありました。
特に色みに関しては無限大で、すこしの匙加減でも色と印象が変わってしまい
さらにそこに、ほうなるほどこうなるのか、今度はこうしたらどうなるかな?という無駄な好奇心のせいでどんどん収拾がつかなくなってしまいます。
理想としては、まず全体的な完成像ができてからパーツを作り始めることだと思って(は)います。
しかし全体像のイメージがあったとしても、かわいい!作りたい!というまずピンとくる「点」がないと制作自体できないので、我ながらなかなか難儀だなぁと思いました。