るまんとには、看板だるまがいます。
だるまんとさんといいます。
手も足も出る、いつも笑顔のやさしいだるまです。

パンフレットや、お知らせページなどにちょこちょこいるので常連さまならばだるまんとさんの存在に気づいてくださっていると思います。
羊毛フェルトの人形の姿で、イベント会場についてきたりもしています。
最近はイベントに参加できないので、だるまんとさんも退屈そうです。

だるまんとさんともども、るまんとをよろしくお願いいたします(´∀｀)

看板だるま

中学生の頃から国語の授業が大好きで、将来の夢は国語に関わり続けること、国語の勉強をずっと続けることでした。
だから教師になろうとしたこともあるんですが、いろいろあって無理でした。
その夢が潰えてから20年、いま、日本の古典文学をモチーフにしたアクセサリーを作っています。大好きなものと関われること、わたしの大好きを好きになってくれるお客さまと関われることが、とても幸せです。
制作は楽しいけれど大変で、でも、夢が叶ったという幸せの中で日々針を運んでいます。
購入していただけること、レビューやメッセージをいただけること、好きな和歌モチーフの作品を作らせていただけること。
ひとりでは夢は叶わなかったです。わたしの夢を叶えてくれたお客さまに心から感謝しています。


古典文学とるまんとのこと

るまんとが制作しているゆびぬきアクセサリーの基となるゆびぬきは、全て土台から手作りしています。
画像のように、細く切った厚紙にバイアステープを巻いて、地割紙という、かがり縫いするときの目印を書いた紙を巻きます。
厚みを出して丈夫にするために、さらに真綿を巻くのが一般的です。裁縫道具のゆびぬきとして使うなら縫い針がゆびぬきを貫通しないようにするために真綿を巻くのがいいのですが、切って、平らにしてアクセサリーに加工するので、加工しやすいのと厚みを均一にしやすいという理由で、真綿は使わず太めのレース糸を巻いて厚みを出しています。レース糸の周りに更にバイアステープを巻いて土台の完成です。
細く切る厚紙の、細さは作品によって変わります。
画像のサイズの土台にかがり縫いをして作ったゆびぬきから、2〜3個の作品ができます。
ゆびぬきを作品1個分くらいの大きさで作ってしまうと平らにしたときに美しくないので2〜3個分の大きさで作っています。

作品の基本となる土台のお話でした。

土台のこと

今日は、ゆびぬきの作り方の中で一番難しい（とわたしが思う）くぐり刺しについてです。

画像のように、糸を順番に斜めに渡して、上下の縁でかがり縫いして模様を作っていくのですが、くぐり刺しはその渡した糸の下に糸をくぐらせてより複雑な模様を作る技法です。
くぐりの度に針を持ち替えなければなりませんし、くぐる場所を間違えたりくぐり忘れたりしたら、糸を切ってほどいてやり直しです。また、くぐりの箇所の多さや糸の色によっても難しさは変わります。
難しいし疲れるのですが、徐々に模様ができていく過程は見ていて楽しくもあります。

くぐり刺しのお話でした。

くぐり刺しのこと

しばらく販売をお休みしていたミンネですが、気分を一新して再開しました。

もともと縫物が好きで、こぎん刺しや西洋刺繍などいろんなものに挑戦してきまして、
3年半前に、ゆびぬきの本で加賀ゆびぬきに出会って、すっかりその魅力にはまってしまいました。
絹糸を渡して交差させて模様を描く。
ひたすらかがる単純作業なのですが、徐々に模様が出来上がっていく様を見ているととても幸せな気持ちになります。

ゆびぬきは飾るのもコレクションするのももちろんいいのですが、身に着けて使いたくて、いろいろな工夫をしました。
今のところ、ヘアクリップしかありませんが、少しずつ販売する作品を増やしていこうと思っています。

写真は、今販売しているゆびぬきヘアクリップの、加工する前のゆびぬきです。
円形のゆびぬきは本当にかわいくて、はさみを入れるのには毎回勇気がいります。
この大きさのゆびぬきから、ヘアクリップやバレッタが二つ作れます。
ひとつ分の大きさのゆびぬきだと、切って伸ばしても平たくならないので、平らにするときにはこれくらいの大きさが必要になります。
また、土台を厚めに作ると平らにするときにでこぼこしてしまうので、あえて土台は薄めに作っています。

すべすべつやつやなゆびぬき、ぜひ手に取って、実感していただきたいです。
これからどうぞよろしくお願いします。

るまんと

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