【方法 ①】
リューズを図のように人差し指の側面と、
親指の正面ではさみ、
常に密着した状態をキープしながら前後に回します。
つまり同時に矢印とは逆方向へもリューズを回すわけですが、
空回りなのでメカに悪影響はありません。
効率よく巻く方法と割り切って、
指を離さずに回し続けてください。
【方法 ②】
リューズが小さかったり、
ぜんまいが固くて①の方法で巻き上げにくいときは、
爪を立てるような感覚でリューズをつまみ、
矢印の方向(時計回り)に回しつづけます。
むしろ時計本体に何度もオジギさせるようにして、
力強くリューズを巻き上げるのがコツです。
【補足】(手巻時計の場合)
ぜんまいがフルに巻き上げられると行き止まりとなり、
それ以上は巻けなくなります。
無理に力をかけ続けると、
ぜんまいを切断してしまう恐れがあるので、
すみやかに巻き上げを停止します。
【補足】(自動巻時計の場合)
エンドレスにリューズを回せてしまい、終点がありません。
時計が止まった状態から始動させるには10〜20回程度、
動いている時計の駆動力をキープしたいときには5〜10回程度、
リューズを回してあげるとよいでしょう。