彦根城

彦根城

前回レターを書いたのはほぼ一年前。すっかりご無沙汰してしまいました。月日の経つのは本当に早いですね。今年の前半は体調が悪く病院ばかり行っていました。そして夏は異常な暑さの日々をひたすら耐えて過ごし、やっと秋らしくなったかと思えば、まだまだ夏日が続き、もううんざりでしたが、季節は進み、晩秋から初冬へ、そして明日からは12月です。何かと忙しくなりますが、楽しいシーズンでもありますね。 さて、3週間前に娘と二人で彦根城に行ってきました。毎年奈良の正倉院展に行き、奈良に一泊し、翌日彦根城に行ってきました。私は行ったことがなかったので、小さくても立派な国宝天守やこれまた立派な石垣、そして、ひこにゃんに会えるかな~と、楽しみにしていました。 本丸天守は小さいと聞いていましたが、外堀、内堀、ひたすら続く石段があり、歩いて上るしかないのです。かつては井伊家の家臣達はこの幅広い石段を裃に草履で、天守まで登っていたのかなと思いました。お天気に恵まれて、青空に漆喰の白い壁と、黒い屋根瓦が美しく映えます。全国に5つ残る国宝天守の一つです。中に入るとびっくり。えっ!?何この急勾配の階段は?階段というより、はしごです。その一段が60度以上あり、高い!初めの一段は自分では上げているはずの足が届いてなくて、笑ってしまいました。2段目からは必死に足を上げて、登っていきましたが、こんな階段は上がったことありませんでした(笑)そしてすごく危険、もし降りてくる人が落ちようものなら、どんな惨事が待ち受けていることやら。築城当時のものが残っているというのは、こういう事なんだなと思いながら必死に上がりました。 3層の天守は彦根の町並みや、琵琶湖が広がって、美しい眺望が楽しめました。そしてまたまた降りるのが大変でした。手すりをしっかり握って、一段一段必死に降りました。惨事が起きなくてあ~良かった。      2024年11月30日    今村みどり

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