受注生産・ハロウィン黒猫のぬいぐるみ

ハロウィンも近い本日、誕生しましたのは緑色の瞳の黒い子猫です。 身体も肉球も白い毛が一本もない黒猫は縁起の良い『瑞猫』とされ、かの夏目漱石先生も飼われていたとか。 もう一つ、普通の子猫は生まれて暫くは『キトン・ブルー』と呼ばれるけぶる様な青灰色の瞳なのですが、この子は生まれて直ぐから常緑樹の森の様な深い緑色でした。 だからでしょうか。 窓辺にちょこんと座って外を見詰めるこの子に、話しかけてくる人が現れました。 と言っても、店主の私はその人に直接会った訳ではありません。 その人が来たのは夕暮れ時の事でした。 低くて嗄れた年配の女性の声で『あんたは白い毛が一本もないんだねぇ』『目の色も変わった子だね、うちの森みたいな色だね』とボソボソ囁くのが聞こえ、この子も何だか頷いてる様に見えました。 用事があってその場を暫く離れ戻ってきた時も、黒猫はそのままちょこんと座っていましたが、離れる前と違って帽子とマントの、魔法使いの様な姿になっていました。 いつの間に誰が着せたのか、この子はいつの間に魔法使いになったのか、詳しい事は判りません。 ただ、判っているのは夕暮れ時、この子に話し掛けた人がいた事、この子もその人の話に頷いていた事、部屋を離れたのは一時間程である事。 そして、この子がいた窓は二階である、という事です。 …… …………と、いうのはフィクションなのですが。 どちらかというとイベントには腰が重く、ぬいぐるみに着せる服にも消極的な店主が、珍しくノリノリで衣装を作りましたので、何か悪いものでも食べt…もとい、やはり何処かで魔法使いのお婆さんに魔法でも掛けられたのかも知れません。 そんなこんなで真っ黒なサテンのマントと帽子でハロウィンの魔法使いになった黒い子猫、まだまだ小さくて自分のお仕事も良くは判ってはいないみたいですがやる気は十分 『いっぱい、いたずらするよ！！』と緑の瞳をキラキラさせているこの子を、お迎え頂ける飼い主様をお待ちしています。 素材： 猫：アクリルファー、グラスアイ、化繊綿、シリコン肉球、シリコン鼻、トイスケルトン、人工ひげ マント、帽子：ポリエステルサテン、木綿、サテンリボン 注：ハンドメイドの作品ですので一匹一匹みな、違う顔の子となります。画面写真と同じ顔を作成する事は出来ない事を事前に御了承下さい。 出来るだけ完成前の写真などをお送りし御意見をお聞きする様に致しますので、完成後の顔の修正及び『顔が気に入らない』という理由でのキャンセルはお断りさせて頂きます。