2021年11月27、28日に、日本テディベア協会主催で開催されました第29回日本テディベアwith Friendsコンベンションにて、けものみせで作成出品しましたアライグマのぬいぐるみがカテゴリーFアニマル部門にて銅賞を頂きました❗
初出品、こうしたコンテストに作品を出すのは人生初、と初めてが重なり、完成直後から2週間ガチガチに緊張していましたが、本当に有り難く嬉しい受賞でした。
作成の直接のきっかけはコンベンションに出す作品をという事でしたが、元々のきっかけはもっと昔です。
そのきっかけはこのぬいぐるみのモデルの存在から始まるのですが、モデルとなったアライグマはネットの写真や図鑑からではなく、実際に自分の家で飼っていた子でした。
最初、ペットショップで売られていたその子は成長してから『手に負えない』という理由でペットショップに返され、当時その店でバイトをしていた自分が紆余曲折の末に引き取りました。
『新(あらた)』と名付けたその子は発情で荒狂ったり二度も脱走したり危うく先住ウサギを食いそうになったり(未遂で解決、ウサギ、アライグマ共には無事)、初診で大暴れをして獣医さんを出入り禁止になったりと、イヌやネコに比べると本当に気難しくて厄介で『家畜』と『野生動物』の違いをまざまざと見せ付け、『この子は生きていくのに人間の存在なんか、本当は必要ないんだろうなあ……』と所々で思い知らされつつ、二度の脱走も自分で戻って来て(当時『アライグマは人に懐かないから一度逃げたらもう戻ってこない』などと言われていたのですが)、それでも明らかに噛み加減をしてくれたり、最初に怒っていた事を怒らず許してくれたり、『人間と折り合いを付ける事』『歩み寄る事』を模索して努力を重ねてくれる、本当に穏やかで努力家な優しい子でもありました。
最初に飼われていた家からなのか、戻ってきたペット屋の環境があまり良くなかったからなのか、引き取った我が家でからなのか病を得て、引き取ってから一年半ほどで世を去ってしまい、その直後に『特定外来生物』としてアライグマが指定されてしまい次に出会った子を迎えて飼育する事も叶わなくなってしまいました。
せめて、と市販のアライグマのぬいぐるみを見回しても『可愛いけれど、これじゃない』とがっかりして、ならば自分で作ろうと思い立ったのがぬいぐるみの作成を始めたきっかけでした。
そうして自作アライグマ第一号であるアイコンの子から始まって、原型を作っては消し、試作をしては解き、新しい資材を見付けてはゴミにして、を繰り返し『どんなに作っても作っても第一号以上のアライグマが出来ない』と諦めかけていた処、オーダーメイドでアライグマの注文を頂いて、その時も自分の思う限り出来る限りのものを詰め込んでアライグマを作って、漸く『自分でも可愛いと思えるアライグマ』を作りお届けする事が出来、その後、飼い主様から大切に可愛がって頂いている姿が大きな自信となり、またコンベンション初参加としてアライグマを作成する事への決意にもなりました。
そのオーダーメイドから9カ月、この子は『自分が一番会いたい存在』の為に自分が持てる技術の全てを詰め込んで、通販業務を一切お休みして作成をし、その結果、初参加のテディベアコンベンションで銅賞を頂くという大きな栄誉を成し遂げてくれました。
私は会場で酷く緊張してしまい、この子を指定の展示場所に置くや会場から抜け出してしまったのですが、もしかしたら、その時、あの場所に降りて来てくれていたのかも知れません。票を入れて下さった方から『目に力があって、訴えかけるものを感じた』という御言葉を頂きました。
昔飼っていたアライグマの姿を再現する事を目標にぬいぐるみ作りを始めて、生きている様な存在感を出したい、と思って作成をしている自分には何より嬉しい御言葉でした。
当日会場に来て下さった方々や協会公式配信を御覧下さった方々、そしてこの子の作成に当たって活動を休止したにも関わらず温かく見守り、再開後すぐにアクセスやコメント下さいました皆様、本当にありがとうございました。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
有難い事に早くもお迎え希望のお声も幾つか頂きました。
この子自身は手元に置く事となりますが、近日中に受注生産として販売をさせて頂こうと思っております。
日本テディベア協会HP『2021年コンテスト受賞者一覧』にて紹介を頂きました。
https://www.jteddy.net/
2021年11月27、28日に、日本テディベア協会主催で開催されました第29回日本テディベアwith Friendsコンベンションにて、けものみせで作成出品しましたアライグマのぬいぐるみがカテゴリーFアニマル部門にて銅賞を頂きました❗
初出品、こうしたコンテストに作品を出すのは人生初、と初めてが重なり、完成直後から2週間ガチガチに緊張していましたが、本当に有り難く嬉しい受賞でした。
作成の直接のきっかけはコンベンションに出す作品をという事でしたが、元々のきっかけはもっと昔です。
そのきっかけはこのぬいぐるみのモデルの存在から始まるのですが、モデルとなったアライグマはネットの写真や図鑑からではなく、実際に自分の家で飼っていた子でした。
最初、ペットショップで売られていたその子は成長してから『手に負えない』という理由でペットショップに返され、当時その店でバイトをしていた自分が紆余曲折の末に引き取りました。
『新(あらた)』と名付けたその子は発情で荒狂ったり二度も脱走したり危うく先住ウサギを食いそうになったり(未遂で解決、ウサギ、アライグマ共には無事)、初診で大暴れをして獣医さんを出入り禁止になったりと、イヌやネコに比べると本当に気難しくて厄介で『家畜』と『野生動物』の違いをまざまざと見せ付け、『この子は生きていくのに人間の存在なんか、本当は必要ないんだろうなあ……』と所々で思い知らされつつ、二度の脱走も自分で戻って来て(当時『アライグマは人に懐かないから一度逃げたらもう戻ってこない』などと言われていたのですが)、それでも明らかに噛み加減をしてくれたり、最初に怒っていた事を怒らず許してくれたり、『人間と折り合いを付ける事』『歩み寄る事』を模索して努力を重ねてくれる、本当に穏やかで努力家な優しい子でもありました。
最初に飼われていた家からなのか、戻ってきたペット屋の環境があまり良くなかったからなのか、引き取った我が家でからなのか病を得て、引き取ってから一年半ほどで世を去ってしまい、その直後に『特定外来生物』としてアライグマが指定されてしまい次に出会った子を迎えて飼育する事も叶わなくなってしまいました。
せめて、と市販のアライグマのぬいぐるみを見回しても『可愛いけれど、これじゃない』とがっかりして、ならば自分で作ろうと思い立ったのがぬいぐるみの作成を始めたきっかけでした。
そうして自作アライグマ第一号であるアイコンの子から始まって、原型を作っては消し、試作をしては解き、新しい資材を見付けてはゴミにして、を繰り返し『どんなに作っても作っても第一号以上のアライグマが出来ない』と諦めかけていた処、オーダーメイドでアライグマの注文を頂いて、その時も自分の思う限り出来る限りのものを詰め込んでアライグマを作って、漸く『自分でも可愛いと思えるアライグマ』を作りお届けする事が出来、その後、飼い主様から大切に可愛がって頂いている姿が大きな自信となり、またコンベンション初参加としてアライグマを作成する事への決意にもなりました。
そのオーダーメイドから9カ月、この子は『自分が一番会いたい存在』の為に自分が持てる技術の全てを詰め込んで、通販業務を一切お休みして作成をし、その結果、初参加のテディベアコンベンションで銅賞を頂くという大きな栄誉を成し遂げてくれました。
私は会場で酷く緊張してしまい、この子を指定の展示場所に置くや会場から抜け出してしまったのですが、もしかしたら、その時、あの場所に降りて来てくれていたのかも知れません。票を入れて下さった方から『目に力があって、訴えかけるものを感じた』という御言葉を頂きました。
昔飼っていたアライグマの姿を再現する事を目標にぬいぐるみ作りを始めて、生きている様な存在感を出したい、と思って作成をしている自分には何より嬉しい御言葉でした。
当日会場に来て下さった方々や協会公式配信を御覧下さった方々、そしてこの子の作成に当たって活動を休止したにも関わらず温かく見守り、再開後すぐにアクセスやコメント下さいました皆様、本当にありがとうございました。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
有難い事に早くもお迎え希望のお声も幾つか頂きました。
この子自身は手元に置く事となりますが、近日中に受注生産として販売をさせて頂こうと思っております。
日本テディベア協会HP『2021年コンテスト受賞者一覧』にて紹介を頂きました。
https://www.jteddy.net/