【景色を閉じ込めた石】デンドリティックアゲート 8.70ct

【風景画のようにも見えるシックな美しさのデンドリティックアゲート】 自然のいたずらで描き出される景色が非常に美しいデンドリティックアゲート。偶然入り込んだインクルージョンを、景色に見立てて人の手で磨き上げることによって誕生します。模様の入り方もさることながら、ベースのアゲートが上質であることも重要です。まっさらな乳白色や半透明のアゲートの中に、まるで本物の植物や、文字通り絵に描いたような情景が浮かび上がる様は圧巻。それぞれ一点もので、同じものが二つとないのも魅力的です。 「デンドリ」という言葉のルーツはギリシャ語の「樹形」から来ています。「ティック」とは「シネマティック」「ロマンティック」などの外来語でもお馴染みの「〜のような」を示す接尾語。「デンドリティック」とは、まるで植物のような模様を内包しているという意味です。 デンドリティックアゲートとは、その名の通り植物をそのまま閉じ込めてしまったような模様を持つアゲートです。このページでご紹介しているルースは、地平線の丸みすらも再現している写実的な風景画そのもの。遠近感があり、具象的ながらもファンタジックな光景で、独特の世界観に引き込まれてしまいそうです。私には水辺の景色で、静かな水面に映る鏡像を描いているように見えます。見る方によってはまた違う情景になるかもしれません。 見応えある景色をもつルースにしては小ぶりで、薄くて軽やか。ジュエリーに仕立てるとしたら、ちょっと大ぶりですがなんとかリングにできそうなサイズです。ネックレスでもとても映えると思います。シンプルに石を活かすデザインでも良いですし、このルースが持つ景色にインスピレーションを得たモチーフを足しても素敵です。大ぶりの石はカジュアルにつけるのがカッコ良いので、ぜひ日常使いにしていただきたいルースなのです。