【華やかな個性を感じさせる】デンドリティッククォーツ 13.4ct

【ふんわり柔らか。優しい美しさに魅力されるデンドリティッククォーツ】 優しい琥珀色のクォーツの中に、ふんわりと風にそよぐようにしなやかな曲線を描く、植物のようなインクルージョンが何とも心休まる風景。まるで生命の息吹きが聞こえてきそうな見事な模様をもつ美しいルースです。中央がほんのり乳白色に輝き、銀色のインクルージョンがチカチカと瞬くようにきらめくのがとても幻想的。インクルージョンクォーツの良さを一つの石にギュッと閉じ込めた、贅沢なルースです。 「デンドリ」という言葉のルーツはギリシャ語の「樹形」から来ています。「ティック」とは「シネマティック」「ロマンティック」などの外来語でもお馴染みの「〜のような」を示す接尾語。「デンドリティッククォーツ」とは、まるで植物のような模様を内包したクォーツ（水晶）という意味です。 その名の通り、まるで植物をそのまま閉じ込めてしまったような内包物は、見れば見るほど繊細。葉や枝に生えるうぶ毛まで再現されているかのような緻密さで、見れば見るほど不思議で可愛らしくも思えます。ルースの全面にぎっしりと入っているのですが、適度な余白とともにバランスよく配置されているのもポイントです。これが程よい抜け感を演出し、軽やかかつ爽やかに見せてくれます。 デンドリティッククォーツのようにインクルージョンが多い石は、傷やクラックも多く、あまり質の良さを感じさせない磨き上がりになります。ところが、このページでご紹介しているデンドリティッククォーツは、つやつやと潤んだような質感が美しいルース。全体的に可愛らしい雰囲気ながらも上質感を漂わせているのは、丁寧なカットと研磨を施されているからなのです。 全体的に優しい雰囲気なのに、カットはとても個性。細長い形ので、ペンダントに加工するのが普通だと思いますが、リングにしたら可愛いだろうな、などと妄想してしまいます。鉱物であるのが信じられない柔らかそうなインクルージョンと、瞬くように輝くクォーツの美しさは、手元でめでたくなるのが人情ってもんです。