【個性輝くインクォーツ】デンドリティッククォーツ 39.55ct

【シンプルながらもドラマティック。個性輝くデンドリティッククォーツ。】 植物模様、というと皆さんどんなイメージを持たれますか？ 「デンドリティック」と名のつく石は、その名の通り植物に見える内包物が魅力。「デンドリティック」とはギリシャ語由来の「デンドリ（樹の形）」という言葉に、「〜のような」を表す接尾語の「ティック」という構成になっています。文字通り植物のような模様が特徴の内包物を持つクォーツやアゲートに付けられた名前です。 さて、植物のような模様が石に入っている、となると優しくて可愛らしいイメージがありますね。デンドリティッククォーツのほとんどが、見たら思わず微笑んでしまうような可愛いものばかり。でも、そんな中でごくたまに驚くほどの尖った個性をもつ石達と出会うことがあります。 このページでご紹介しているデンドリティッククォーツもそのうちの一つ。エメラルドカットに研磨された透明なクォーツの底に、漆黒の大きなインクルージョンが二つゆらめいています。一つはとても繊細で、野に咲く草花を連想させる美しさ。もう一つは力強くワイルドで、砂漠に生える巨大なサボテンのようにも見えます。その後ろに流れるようにたゆたう優しいイエローブラウンの背景が、二つの模様をよりドラマティックに引き立てます。 全く違う雰囲気の柄が一つの石の中で強いコントラストを描き、このルースの印象をより個性的に仕上げています。典型的なデンドリティッククォーツ模様だけを残して磨くこともできたはずなのに、わざわざ尖ったテイストに寄せているのところに魅了されてしまいます。既成概念に飽き足らない、挑戦的なデザインに研磨職人のセンスを感じます。 模様を楽しむには大粒にカットするのが良し。ということで、リングにはできない大きさのルースですが、ペンダントトップやブローチに加工するとジュエリーとして映えそうです。透明度の高い上質クォーツと個性的な模様の組み合わせが斬新な美を奏でます。