クラシカルな雰囲気がただよう、まるでバッグのような巾着袋。生地の組み合わせや、立体感のあるフリルなど、細部までこだわり抜かれたデザインが魅力です。バッグの中の整理整頓だけではなく「誰かに見てほしい!」と思わずにはいられない、そんな私のお気に入りをご紹介します。
直感で選ばれた組み合わせ
・「MA-K!さん」さんのCharm巾着
かわいいものを見つけては買い足し…気づけば何個も集まってしまったポーチ。その中でも特にお気に入りの一品をご紹介します。
私の中で巾着といえば“1枚の生地を使って四角く仕立てられたもの”というイメージがありましたが、複数の生地を組み合わせてつくられるMA-K!さんの作品は私の「巾着」の概念を覆すものでした。その生地の組み合わせにも心を奪われるひと目惚れでした!
ポーチの中の色まで計算され尽くしているこだわりよう。いわゆる緑とはひと味違う絶妙なカラーが、クラシカルなポーチの色合いとマッチ。そして生地の組み合わせだけではなく、立体的なフリルデザインも魅力のひとつ。ハリのあるリボンが使われているので、甘くなりすぎず、大人の女性でも抵抗なく持つことができるんです。
個性的で可愛いイメージのあるフリルは、服飾の専門学校に通っていたころからよく付けていました。その延長で今は小物の作品にも活用するようになりましたね。
バッグとしても使いやすい理由
MA-K!さんがつくる巾着は、生地の色味に合わせた光沢感のある紐が使われています。そのうえ、長めに取り付けられているので、最低限の荷物だけを入れて巾着ひとつでお出かけすることもできます。春夏の軽やかな素材の洋服に巾着の柄がよく映えるので、小さいながらもコーディネートのアクセントとして大活躍。
MA-K!さんに、着こなしのアイデアを教えていただきました。
ずばり!浴衣に合わせてほしいです!実は私が巾着をつくりはじめたきっかけが「浴衣に合う巾着をつくりたい」と思ったからなんです。浴衣用の巾着って、高価なものが多かったりしますよね。だから、気軽に買えて、気兼ねなく使ってもらえるものをつくりたかったんです。小さいがま口の財布に、リップにファンデーションといった荷物を入れてぜひ使ってみてください。
ポーチとしてだけではなく、バッグとしても使いやすいデザインになっているのは、そんな想いがあったのですね!これからもポーチとして、バッグとして、フル活用していきたいと思います!
手持ちの生地の中から「これだ!」という組み合わせを直感で選び、作品に落とし込んでいます。定番の組み合わせはもちろん、あまり見かけないような組み合わせなどバランスを考えて制作するようにしています。