昨年からブローチを集めるようになりました。今では、ずいぶん数も多くなってきたので、小さいボックスに分けて収納しています。毎朝、出かける前「どれをつけようかな」と蓋をあけるたのしみ。毎晩、「おつかれさま」と箱に戻すたのしみ。手触りのいいリネン素材の、お気に入りボックスが叶えてくれた毎日の日課です。
「箱に詰める」までがお買いもの
・「pi-mm」さんの小物入れ「北欧TORI」「Hanahubuki」
これまで「ブローチ」というものに触れずに生きてきましたが、昨年ひとにおすすめされて「1つ目のブローチ」と出会ってからは、あれよあれよという間に、鏡台の上はブローチでいっぱいに。
「ブローチを詰める、宝石箱がほしい」とさがしていて、昨年ぴったりの作品に出会いました。やがて、この箱に詰めるのも、たのしみのひとつに。大好きな黄色と、やさしいリネン生地がお気に入りです。
ブローチがぎゅっと詰まった様子を眺めるのもたのしく、蓋を開けて覗くたび、思わず笑みがこぼれます。わあ!とうれしくなるような気持ちと、お気に入りのコレクションが詰まったpi-mmさんのボックスは、まさにわたしにとって「宝箱」のような存在になりました。
たいせつに使っていただき、ありがとうございます。作家活動をはじめたころは、特に「箱」にこだわりがあったわけではありませんでしたが、「すぐに、はじめられるものは何だろう…」と、考えたのがきっかけになっています。試しにカルトナージュのキットを購入したところ、すぐにそのたのしさにはまってしまいました。
集めて、詰めて、並べて
蓋のコットンには綿が入っていて、ずっとなでていただくなるようなとてもやさしい触り心地。立体感のあるぷっくりとしたシルエットと、リボンをくるくる巻いて蓋をするデザインもお気に入りです。
たっぷり入るのもうれしいポイント。他にもいろんな使い方ができそうですよね。
pi-mmさんから、素敵なエピソードをたくさんおしえていただきました。
「箱」をつくっていてよかったな、と思うのは、お客さまに「入れるもの」や「使い方」を考えていただけることです。オーダー制作も承っているのでお客さまの用途は本当にさまざま。「民族楽器のカリンバ入れとして使う」とおしえてくださった方や、結婚されたお嬢さんに「ソーイングセット」としてプレゼントするというお母さま、新郎へのサプライズギフトのBOXして使ってくださった花嫁さんもいらっしゃいました。いつもお客様から、私が知らなかった作品の良さや新たな表情に気づかせてもらっているんです。
それぞれの使い道で、ボックスひとつひとつにストーリーが詰められていくんですね。
先日ついに2箱目を購入。集めて、詰めて、並べて。ちょっぴり地味ですが、わたしの小さなストーリーも紡がれていきます。
布の柄を活かすこと、ほかにはないデザインであることを大切に制作しています。布を選ぶポイントは“出会い”。その布で私自身が「つくりたい」と強く思うこと、ワクワクすることを基準にセレクトしています。