インタビュー

【minne×テナライ】涼やかに癒される。Halさんのプラバンとレジンでつくるアクセサリーキット

自宅で手軽に、ものづくりのレッスン体験ができる「テナライ」を知っていますか?毎月、材料キットが届き、動画を見ながら作品をつくることができる通信講座で、minne作家さんのレッスンも大好評。「minneとものづくりと」では、ご参加いただいている作家さんに取材し、その制作秘話をうかがってきました。

自宅で手軽に、ものづくりのレッスン体験ができる「テナライ」を知っていますか?毎月、材料キットが届き、動画を見ながら作品をつくることができる通信講座で、minne作家さんのレッスンも大好評。「minneとものづくりと」では、ご参加いただいている作家さんに取材し、その制作秘話をうかがってきました。


今回は、Hal(はる)さんの「プラバンとレジンでつくるアクセサリーキット」をご紹介します。

プロフィール

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Halさん

プラバン作家・イラストレーターとして活動し、物語のあるプラバンアクセサリーを制作。

夏にぴったりの透明感

Halさんの「プラバンとレジンでつくるきらきらアクセサリーキット」はすでに販売がスタートされていますが、反響などはありましたか?

HalおかげさまでTwitterのフォロワーさんから続々と「つくりました!」というご報告をいただいています。着用画像を送ってくださる方もいて、とてもうれしいです。作品のキット化は初めてだったのですが、「わかりやすい説明つきで、簡単につくることができました」という声も聞けたので、安心しています。

Halさんのアクセサリーといえば、プラバンとレジンならではの涼しげな透明感で、とくに今の季節にぴったりですよね。

Hal
ありがとうございます。夏は涼しげなアクセサリーをたのしみたいですよね。今日身につけてきたピアスも、プラバンとレジンで制作した新作です。クリアビーズを組み合わせている分だけ重くなるので、レジンは薄めにしていますが、それでも透明感はしっかり出ますね。私自身も、自分の作品は夏向きだなぁと感じることがあります(笑)。

存在感たっぷりの新作ピアス。うしろでひょっこり顔をのぞかせているシロクマさんに癒されます。

やさしい色味の正体

やさしいイラストと色味もHalさんの作品の特徴だと思います。

Hal
ありがとうございます。絵を描くことは子どもころからずっと好きだったんです。漫画を描いたり、好きなアーティストをキャラクター化してみたり。今のタッチに落ち着いたのはわりと最近なのですが、自分で描いて、自分でも癒されるくらい気に入っています(笑)。色味はわたしの場合、プラバンをやすりにかけてから、普通の色鉛筆で塗っているんですよ。

色鉛筆で色がのるんですか?

Hal
わたしも仕組みはよくわからないのですが(笑)、油性でも水性でも色鉛筆でちゃんと色を塗ることができます。とある本をきっかけに知って、半信半疑でやってみたらとっても美しく色が出て感動してしまって。今ではプラバンに色鉛筆、がわたしのスタイルになりました。そこにレジンの透明感、立体感をくわえて完成するのがわたしの作品たちです。

みんなにとって親しみのあるもの

そもそものプラバンとの出会いをおしえてください。

Hal
たしか最初は幼稚園生のとき。プラバンに油性ペンで絵を描いて、焼いて、ひもを通して、母といっしょにキーホルダーをつくった記憶がかすかにあります。専門学校を出て、2~3年くらい経ったころに、旅行先のハンドメイドショップで、プラバンのキーホルダーを見つけて。「懐かしい〜!」と思わず買ってしまいました。それから何年後かに、今度は仕事の合間にふらっと足を運んだ本屋さんで、たまたまプラバンの本を手に取って、そこから自分でつくるようになったんです。

プラバンは、誰しもの思い出のなかにあるものかもしれませんね。

Hal
一度は遊んだことがある、という方が多いですよね。対面販売をしているときに、お客さんに「何の素材でできているの?」と聞かれて「プラバンです!」と答えると、だいたいの方が「懐かしい〜!」とおっしゃいます。多くの方にとって、プラバンは身近な存在なんだと思います。それは色鉛筆も同じですね。

たしかに、プラバンも色鉛筆も無意識に身近に感じるアイテムですね。ちなみに、ご自宅には何本くらいの色鉛筆があるんですか?

Hal
それが、日々増えていて数え切れないんです(笑)。「白」といっても10%グレーが入っている、20%グレーが入っている、というように絶妙な色違いが何本もあります。なかでも、わたしのお気に入りの色は青です。夏はとくに清涼感のある青色のアイテムが自然と増えてしまいます。「青」といっても、たくさんの青があるので、その中から作品のイメージにいちばんぴったりくる青を選ぶことにはじっくり時間をかけます。色を選ぶことは大好きな工程のひとつです。

特別に新作アイテムを持って来てくださいました。どれも涼やかでやさしい雰囲気たっぷり。並べてみると、たしかにベースは同じ青でもその色味は実にさまざま。時間をかけて厳選された色味が組み合わさって作品が完成しているのです。

選んでたのしめるお得なキット

選ぶ、といえば今回のHalさんのキットは毎月2種類のアイテムを選んで制作することができるんですよね。

Hal
初めてのキットづくりだったので、はりきって案を出しすぎた結果、日本ヴォーグ社の担当の方から「せっかくなので、すべての案を採用して選べるスタイルにしましょう!」と言っていただき、こうなりました(笑)。

そのラインナップがこちらです。

1ヶ月目:「しろくまとペンギンのネックレス&ブローチ」

2ヶ月目:「くじらのブローチ&雲のキーホルダー」

3ヶ月目:「お花の耳飾り&ブローチ」

3ヶ月連続で、2図案ずつある中から、お好みのアクセサリーを2点選んでつくることができます。「毎月、すこしずつ難しくなっていくので、達成感もたのしみながらつくってほしいです」とHalさん。

プラバンアクセサリーを上手に制作するコツをおしえてください。

Hal
オーブンで焼いたあとの数秒が勝負ですね。プラバンは、熱を加えることで元の4分の1のサイズに縮むんですが、オーブンから出したあと、シューッと縮んで、ふわっとひらく瞬間があるんですよ。そこでパパッとアルミホイルから取り出す、そこがポイントです。最初は見極めるのが難しいと思うので、オーブンから取り出すときにつかみやすい、大きいサイズのものから挑戦するといいと思います。

Hal
あと「色鉛筆の色がうまく出ません」という相談をたまに受けるのですが、その場合はプラバンのやすりがけがしっかりできていないことがほとんど。プラバンが真っ白になるまで、まずはやすりをかけましょう。わたしは毎回、汗だくになってやすりをかけていて(笑)。そのくらい体力勝負の工程です。

焼く前のプラバン上では色鉛筆の色がうすくても、熱で縮むことで、仕上がりではしっかりと色味が出ます。

Hal
1回分をつくってみて、プラバンアクセサリーにはまってしまって、全図案分をつくりたくなってしまったら、プラバンやパーツなどの素材だけ追加でそろえてもらえれば、すべておつくりいただけます。


ぜんぶつくると、こんなにもりだくさんになります。統一感があるので、その日の気分で、いろいろ組み合わせ、身につけてたのしめます。

今回はご自身の作品が初めてキット化されましたが、今後の目標や夢をおしえてください。

Hal
今はオンラインショップをはじめ、全国のいろいろな場所で作品を委託販売させていただいているので、最終的には自分の作品をあつめたアトリエ兼お店がほしいです。ここに来たらわたしの作品がぜんぶ見られるよ、という空間があるといいなあ。いつになるかわからないけれど、叶えたい夢です。

最後に、テナライの受講を考えている方にメッセージをお願いします。

Hal
“プラバンと色鉛筆”と聞くと、やったことがない人でも、気軽にはじめやすいのではないでしょうか。まずはテナライのキットで、プラバンのアクセサリーづくりに挑戦して、そこからアレンジを加えて、自分流の作品をたのしんでつくっていただければと思います。

Halさんの作品ギャラリーをみる



Halさんのきらきらアクセサリーをはじめ、「テナライ」にはさまざまな手づくりにまつわるミニレッスンがずらりと取り揃えられています。新しい趣味をおさがしの方にもおすすめです。ぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

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minne×テナライ



日本ヴォーグ社の作って学べるミニレッスン「テナライ」とminneの人気作家さんがコラボレーション。「プラバンとレジンでつくるHalさんのきらきらアクセサリー」にぜひ挑戦してみてください。

詳細はこちら

取材・文 / 西巻香織    撮影 / 真田英幸

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