インタビュー

【minne×テナライ】絵本のような世界観。FABBRICAさんの刺繍ブローチキット

自宅で手軽に、ものづくりのレッスン体験ができる「テナライ」を知っていますか?毎月、材料キットが届き、動画を見ながら作品をつくることができる通信講座で、minne作家さんのレッスンも大好評。「minneとものづくりと」では、ご参加いただいている作家さんに取材し、その制作秘話をうかがってきました。

自宅で手軽に、ものづくりのレッスン体験ができる「テナライ」を知っていますか?毎月、材料キットが届き、動画を見ながら作品をつくることができる通信講座で、minne作家さんのレッスンも大好評。「minneとものづくりと」では、ご参加いただいている作家さんに取材し、その制作秘話をうかがってきました。


今回は、手刺繍・布小物作家のFABBRICA(ふぁぶりか)さんのキットをご紹介します。

プロフィール

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FABBRICAさん

手刺繍をあしらった小物、布小物を中心に制作。「minneハンドメイド大賞2017」ではゲスト審査員『篠原ともえ賞』を受賞。

ぬくもりあふれる手刺繍ブローチ

あたたかみがありながらどこか洗練された印象の刺繍作品を手がけるFABBRICAさん。そんなFABBRICAさんの手刺繍の魅力がつまったブローチキットが9月より発売されました。

まるで絵本の世界から飛び出してきたような色とりどりのブローチたち。3ヶ月のレッスンでこちらの全8作品を制作いただけます。

完成したキットをご覧になったときはいかがでしたか?

FABBRICA実際に自分の作品のキットや印刷物を見たときは感無量の思いでした。今は少し時間が経って、たくさんの方に受講していただけるかな?とそわそわした気持ちで過ごしています。

今回のキットをつくるうえで、普段の制作と異なったところはありましたか。

FABBRICA
普段の作品は単体での図案や色を考えますが、今回は全3回分のキットということで、並べたときに物語を感じる図案になるよう心がけました。レッスン1~3のどの作品同士を組み合わせても違和感のない色合いになるように、じっくりとバランスを考えて制作しました。

各月のラインナップがこちらです。

1ヶ月目:「白ヤギの郵便屋さん」

2ヶ月目:「寒がりキツネのいる森」

3ヶ月目:「ロバと小鳥のお手伝いさん」

FABBRICA
レッスン1~3にかけてブローチをつくりながら、自然と基本的なステッチを学ぶことができます。ブローチの仕立て方は、わたしがminneさんではじめて刺繍ブローチを販売するときに、試行錯誤して考え出したつくり方をご紹介しているんですよ。ピン以外の金具は使用していないので軽いところが特徴です。また、断面から見たときの色の層がかわいいのでぜひそのあたりもおたのしみいただければと思います。

ブローチの断面は3層になっていて、3色のカラーリングで彩られています。さりげないところまでおしゃれ。

「生地」と「表情」にこだわりを

キットの制作を振り返ってみて、印象的だったことはありますか。

FABBRICA
レッスンシート用の手元の撮影です。ひとコマひとコマ細やかに撮影をしていただきました。ミニ動画についても同じで、とても丁寧に撮影・編集をされていて「初心者にもわかりやすく」という担当者さま方の熱意を感じました。そんなみなさんが見守る中での刺繍はとても緊張しましたね。

見守られながらの刺繍はなかなかない体験ですね。FABBRICAさんが普段の作品づくりで大切にしていることをおしえてください。

FABBRICA
普段の作品は刺繍ブローチをはじめ、ポーチやバッグなど布小物と刺繍を組み合わせたものが中心なので、素材となる生地選びはとても大切にしています。手触りや刺繍との相性、接着芯選びなども時間をかけてじっくり行っていますね。作品はご購入者さまの生活に入り込ませていただくものなので、扱いやすさやお使いいただくシーンを考えながらつくっています。

かわいさだけでなく、バランスや使いやすさにもこだわられているんですね。とくに刺繍をするうえで大切にされているのはどんなことでしょうか。

FABBRICA
色選びと、どうぶつの表情です。目の位置ひとつで大きく印象が変わってくるので、納得のいく表情になるまで何度も刺し直すこともあります。

顔のあるモチーフでは、やはり表情が大切になってくるんですね。何度も刺し直せるところも刺繍の魅力のひとつだと思います。キットを制作するうえでも、みなさんにぜひ参考にしていただきたいですね。

眺めて身につけて、愛着ある一品に

FABBRICAさんおすすめの「完成品のたのしみかた」をおしえてください。

FABBRICA
綿や麻、デニム、ウールなど天然素材との相性がいいと思います。トートバッグや帽子、これからの季節でしたら、ニットの胸元にもおすすめです。ひとつでもいいですが、複数個をアレンジしながらつけるのもたのしいですね。木の入れ物などに入れてお部屋に飾っておくのも素敵です。

身につけてもたのしめますし、飾っておくだけでも画になる刺繍ブローチですよね。minneのFABBRICAさんのギャラリーにもたくさんの刺繍作品が並んでいますが、今後、作品づくりや販売において挑戦されたいことはありますか。

FABBRICA
minneさんのギャラリーでは刺繍はもちろん、布ものアイテムを充実させていきたいと思っています。それから、ちょっと大きな夢ですが、刺繍やソーイングをあまりなさらない方にもわかりやすく、気軽におつくりいただける方法をまとめた書籍を出したいです。お母さんやお父さんが、お子さまのためにつくってあげられる小物や親子おそろいで身につけられる服飾用品などをご紹介できたらいいですね。わたし自身、母につくってもらったものが、いつまでも大切な思い出として残り続けているように、手づくりの魅力をたくさんの方に味わっていただけたらと思います。

最後に、テナライの受講を考えている方々にメッセージをお願いします。

FABBRICA
刺繍ブローチは一見むずかしそうに見えるかもしれませんが、このレッスンで使用するステッチは基本的なものばかりです。刺繍はあわてず、ゆっくりでも刺し進めれば必ずできあがります。塗り絵をたのしむような感覚で気軽にチャレンジしてみてください。見本と全く同じにならなくてもいいとわたしは思っています。できあがった作品は、つくった方の個性が詰まった愛着の持てる一品になるはずです。

FABBRICAさんの作品ギャラリーをみる



FABBRICAさんの刺繍ブローチキットをはじめ、「テナライ」にはさまざまな手づくりにまつわるミニレッスンがずらりと取り揃えられています。新しい趣味をおさがしの方にもおすすめです。ぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

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minne×テナライ



日本ヴォーグ社の作って学べるミニレッスン「テナライ」とminneの人気作家さんがコラボレーション。「FABBRICAさんの刺繍ブローチレッスン」にぜひ挑戦してみてください。

詳細はこちら

取材・文 / 西巻香織    撮影 / 真田英幸

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