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「おうちごはん」をどう彩る?高山都さん・直子さんのおいしい“おもてなし”

毎日の食卓を華やかにしてくれるもの。それは、季節の食材と、料理や気分に合わせて選ぶお気に入りの器です。モデル・女優の高山都さんにminneの器作品をセレクトいただき、妹・直子さんといっしょに手料理を披露いただきました。クッキングLIVEアプリ「cookpadTV」の配信番組「minneで彩るおうちごはん」の最終回と撮影後の様子をお届けします。

シャンパンともてなしアペロ

「アペロ」…それは簡単なおつまみといっしょに軽くお酒をいただく、アペリティフ(食前酒)のこと。近ごろは女性の間で「アペロしよう!( 飲みに行こう!)」 と気軽に誘いあうスタイルも増えてきました。

そんな「もてなしアペロ」を、今回は高山都さんと、妹でモデル・美容サロンのオーナーも務める直子さんに、姉妹でたのしく調理いただきました。

メニューは、「鯖ときのこの和風リエット」と「帆立とドライいちじくのチーズ春巻き」。息ぴったりの作業と、普段は聞くことのできないおふたりの“関西弁のおしゃべり”で、華やかな2品があっという間に完成してしまいました。器は、今回も都さんが選んでくださった作品です。盛り付けも終え、ほんのり香るガーリックやみずみずしいトマトが、食欲をそそります。

高山さん
このマットな平皿が、本当に素敵ですよね。おもてなしのときも重宝しそうですし、ひとりご飯のワンプレート料理でも、和え麺を盛ってもいい。いろんなお料理が浮かぶので、とても使い勝手がいいと思います。

以前にもお話しいただいた、まさに「器の着回し」ですね。

高山さん
そうですね。たくさんのシーンで活躍してくれる器はありがたくって。サイズ感も「土」の感じも、理想的でした。選んでよかった。

益子焼作家: kokonnyanakaさんの作品

この、和風リエットが本当においしかったです。実はあまり鯖が得意ではなかったんですが、クリームチーズとの相性も抜群で驚きました。

高山さん
鯖の水煮缶を使ってますけれど、なめらかですよね。おいしく出来あがってよかったです。とっても簡単なので、本当におすすめですね。お酒にも合うので、おもてなしメニューとしても、よろこんでもらえると思います。

器もぴったりでした。

高山さん
パーティーの感じがよく出て、華やかですよね。

長皿ストーンプレート / サタデーファクトリー

はじめての姉妹料理

普段から、よくおふたりで料理はされるんですか?

高山さん
それが、まったくなんです。

直子さん
まったく、しません(笑)。

え!そうだったんですね(笑)。

高山さん
だから新鮮でした。家も近くて共通の友人も多いので、いっしょにホームパーティーをやったり、遊びに行くことも来ることもとっても多いんですけど、お互いの料理を食べているだけで、いっしょにつくることは、これまでなかったんです。

おふたり役割分担や連携がとてもスムーズだったので、よくされているものだとばかり思っていました。

高山さん
やっぱり姉妹やから、っていうのは大きいでしょうね。息が合うというか。

直子さん
普通なら「どうぞどうぞ」ってなってしまうよね。

高山さん
あとは、お互いに普段から料理好き、ということもあるかな。わたしは、妹の唐揚げが好きです。

直子さん
わたしは、夫にたくさん食べてもらう、定番の「家庭料理」が好きで。ミヤ(姉・都さん)のごはんは、食器の使い方や魅せ方もおしゃれで、しあわせな気分も味わえるので、ちょっとあこがれます。

姉妹ならではの空気感

おふたりの仲の良さと、漏れる「関西弁」が本当に心地よくて。微笑ましくて。

高山さん
ありがとうございます(笑)。生放送ですし、料理に夢中になってしまうシーンも多かったので、「素」のわたしが何度も出てきてしまいましたね(笑)。

直子さん
最後の大惨事は、びっくりしちゃったしね(笑)。

盛り付けたあと、リエットが転げ落ちてしまう事故が(笑)。

直子さん
ああいうことが、よくあるんです。

高山さん
あのおかげで、盛り上がったんやから、だいじょうぶ!

高山さん
放送中、みなさんからすごく温かいコメントをたくさんいただいて。普段は雑誌やInstagramで応援してくださってる方にも「家族の空気感」「姉妹っぽさ」をたのしめていただけたのかなと、うれしい気持ちです。

直子さん
みなさんが書いてくださってたように、とにかくたのしくて、本当にあっという間だったよね。

忙しい毎日だからこそ

直子さん
「春巻き」をつくるのも、わたしは今回がはじめてだったんですよ。だけど、すごく簡単で「こんなにすぐできるんや!」って。

自宅で巻いて、揚げて、となると時間がかかってしまう印象がありますよね。

高山さん
意外とすぐできちゃうでしょ?時間があるときに、冷凍してもいいんですよ。巻いてから、パックに小分けして冷凍してジップロックに入れるんです。あとは、使いたいときに使う。

それは、お弁当なんかにもいいですね。

高山さん
そうですね。すぐにできるので、忙しい方にとってもおすすめです。簡単なもので、一品そうやってつくって、お気に入りの器に盛るだけでも気分ってとても変わってくるものだと思うので。

全4回を通して、高山さんの食事への心構えやたのしみ方を、たくさん教わった気がします。

高山さん
そう言っていただけるとうれしいです、ありがとうございます。生放送ですし、最初はすごく緊張していたんですけど、だんだん慣れていくにつれて、見ている人とのコミュニケーションもとれるようになってきましたし、お料理は「簡単にたのしく」でも「彩りをたいせつに」というのは、すごく素敵なテーマだなと思いました。

直子さん
わたしも器が大好きで、沖縄とか旅行先で買ったりするんです。焼物の作家さんから買うんですが、質感やデザインが本当に素敵で。忙しいと、どうしても面倒になったりしますけど、お気に入りの器があると料理もしたくなるしね。

高山さん
そうやね。最初からすべて揃える必要もないですし、たとえば、お気に入りのお皿に盛ってみる、「いただきます」という心を持って食べてみる、というところからはじめてみて。おいしいものを「おいしい」って言うとか、素敵なものを「素敵だね」っていうのは、すべての入り口になると思うんですよね。いつもの食事を、ひとつひとつの食卓を大事にすることから、ぜひいっしょにはじめたいですね。

高山さん、直子さん、おいしいおもてなしをありがとうございました!

高山 都 (たかやま みやこ)
1982年12月27日生まれ。モデル、女優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。「#みやれゴハン」として料理や器などを毎日紹介するインスタグラムが人気。昨年発売し、大反響を呼んだ著書『高山都の美 食 姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ。』と第2弾となる『高山都の美 食 姿2「日々のコツコツ」続いてます。』が発売中。

高山 直子 (たかやま なおこ)
1984年9月25日生まれ。株式会社Fraisierの代表として、まつ毛エクステサロン、ネイルサロンを東京大阪で6店舗展開する。同時にファッション誌やカルチャーマガジン、テレビ番組出演など「女性の美のトータルプロデューサー」として活躍の場を広げ、2016年には初のスタイルブック『NAOKO balance』を双葉社より出版。


「minneで彩るおうちごはん」のアーカイブ配信・レシピの詳細は、クッキングLIVEアプリ「cookpadTV」からご覧ください。
こちらから
取材・文/中前 結花 撮影/真田 英幸

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