特集

読む、ものづくり vol.4『シンプルなのに驚くほどうまくいく! バレットジャーナル活用術』

編集部が見つけた、みなさんの「ものづくり」の気持ちを刺激する、おすすめの本をご紹介します。「つくる」息抜きに、または「つくる」きっかけにしていただけたらうれしいです。

本との出会い



ノートに「書き留める」ことが好きで、これまでも日記帳やスケジュール帳などを自分なりに工夫してたのしんできました。
 
先日、取材先で「バレットジャーナル」についてうかがうことがあり、「書き留め好き」のわたしは興味津々。やがてInstagramで「#バレットジャーナル」を眺めるようになりました。
 
ー わたしもやってみたい…
 
「作家活動をされている方にも向いているかもしれませんね」とご紹介いただいたので、この『シンプルなのに驚くほどうまくいく! バレットジャーナル活用術』を熟読して、まずは自分で試してみようと思います。

バレットジャーナルって?



「バレットジャーナル」とは、ニューヨーク在住のライダー・キャロルさんが考案した箇条書き手帳術」のことで、 ノートとペンさえあれば、誰でもできてしまうそう。

さっそくノートを準備しました。「お気に入りのもの」であれば、どんなノートでも良いそうなので、黒い表紙の方眼ノートにします。表紙には、お気に入りのシールも。

ルルさんステッカー

中に表紙を書こう



著者である、ねこねこさんの見本が添えられ、丁寧に説明されているので初心者でも安心です。1枚目の表紙には、今年のテーマとなるような年間の目標を書くんだとか。イラストにする、という方法もあるそうですが、わたしは6つを箇条書きにして、総合のテーマを大きく書くことにします。仕事のこと、趣味や貯金、ダイエットのことも…、「2019年は、ヘルシーに生きる」といったところでしょうか。


「目次」も自分で書きます。自由に並べて、自由に足し引きする。自分にとって、心地よくたのしく続けられるものであれば良いとのことで、書き方に「これでなければいけない!」という正解はありません。

日々のタスクを管理



定規で線を引いて、週間のタスクを記載して管理していきます。取材や原稿の締め切りもここに書いておくと良さそうです。タスクはすべて箇条書きにして、「KEY」と呼ばれる記号をつけて管理していきます。

随所に、ねこねこさんのかわいいイラストや、罫線のサンプルなどがついているので、これを真似すれば、眺めているだけで気分が上がるような、たのしくてかわいいノートが完成しそう。

日々のタスクが、大事な積み重ねになる



まだまだはじめたばかりですが、すでにこの手帳術の魅力がいくつか見えてきました。過去のことだけをかく「日記」、予定ややるべきことをかく「スケジュール帳」とは違い、「やってみたいこと」や、ちょっと先の細かいタスクまで記載するので、毎日の積み重ねの先に「何を叶えたいのか」を常に意識するようになるのですね。逆を言えば、日々のささいな行動も「叶えるための大事な積み重ねだ」と考えられるようになるのが、うれしい。
たしかにこれは、クリエイターさんにも役立つタスク管理術かもしれません。
 
「実現したいことがある!」という方も、毎日をちょっと「意味のあるものにしたいな」という方も、本を参考に続けることがたのしいと思えるような「自分のペース」「自分のルール」ではじめてみてはいかがでしょうか。

タイトル:『シンプルなのに驚くほどうまくいく! バレットジャーナル活用術』
著者:ねこねこ
発行:エムディエヌコーポレーション
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文 / 中前結花   撮影 / 真田英幸

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