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【キットをつくる】夏のインテリアにぴったり「マクラメタペストリー」

自宅で過ごす趣味の時間に、「つくるよろこび」を体感できる手づくりキットはいかがですか。今回は、空間を夏らしく爽やかに彩ってくれるマクラメタペストリーづくりに挑戦してみました。

せんせい
見た目が先生っぽいことから「せんせい」と呼ばれるようになる。新作スイーツのチェックが日課のminneスタッフ。

憧れのマクラメ


・Stella Sea Fibersさんの「マクラメタペストリー

“マクラメ”とは、結んで編んで模様を生み出す技法のこと。先日ご紹介して反響の大きかったマクラメの作品レシピ「麻ひもでつくる、マクラメハンギングプランター」の記事に感化され、わたしも挑戦できればと考えていました。編み物なども未経験なので不安はありますが、早速開封してみましょう。


キットの中身と道具たち

キットの中には、写真付き説明書と作家さんの自己紹介カード、マクラメロープと天然の流木が入っていました。はさみとメジャーは私物です。

マクラメ初心者にとっては、どのくらいのサイズの作品にどのくらいの長さのロープが必要なのかが未知なので、こうしてキットになっていると、手軽というだけでなく勉強になりますね。

それにしてもシンプルな材料のラインナップ…!無事にかたちとなるのか、すこしドキドキしながら制作スタートです。


まずは材料づくりから

必要なロープを切り出すところからはじめます。長めのロープが入っているものの、余分には入っていないので、メジャーでしっかりとはかり、慎重にはさみを入れます。ロープをザクっと切る感覚が心地いい。

手順を追った写真付きの説明書に加えて、説明書に記載されているQRコードを読み込み、パスワードを入力することで、つくり方の動画も見ることができます。手の動かし方や、ロープの締まり具合などを何度も確認できるため、初心者でも安心して制作を進めることができました。

Stella Sea Fibersさん
仕事や育児が忙しくてワークショップに参加できない、という方も多いと思います。そんな方にも自宅で気軽にマクラメをはじめて欲しい、という想いからビデオレッスン付きのこのキットが完成しました。何度でも動画を巻き戻したり、進めたりして、自分のペースでつくることができます。説明書が苦手、本に記載されている結び図ではよく分からない、という方にもおすすめです。


結んでほどいて

「この結び方で合ってる…?」とすこしでも不安になったら、ほどいて何度でもやり直せるのがうれしいポイント。結んだりほどいたりを繰り返すうちに、ひもを動かす順番や、きつさのバランスがつかめるようになっていきました。

Stella Sea Fibersさん
ひもを結ぶときは、左右均等な力を加えるとスムーズに美しい編み目が生まれます。力加減の感覚をつかむコツは、とにかく何度も練習すること。失敗して学びながら上達していくものなので、とにかくまずは手を動かしてつくり続けてみましょう。

結び終えたら、ロープを好みの長さに切り、ロープ先をほどいてフリンジをつくります。ボヘミアンなムードがかわいいですね。

Stella Sea Fibersさん
70年代に流行したマクラメが、現在モダンマクラメとして海外や日本で再流行中です。ひもを結ぶことで生まれる装飾には、ほかにはない伝統的でボヘミアンな魅力があります。さまざまな結び方の基礎を取得すれば、自分の思うままにオリジナルの作品を完成させることができますよ。アレンジできる幅の広さは、多くの人がマクラメに魅了される理由のひとつだと思います。

フリンジはすこしボリューミーにして、動きを出すことにしました。全体のバランスがきまったら、完成です。こうして完成形を改めて眺めると達成感が湧き上がってきます。


夏らしさあふれる空間に

壁に飾りつけると、海を感じるような涼やかなムードが漂いました。主張しすぎないけれど、ほどよい存在感があり、夏の模様替えにもぴったり。今回学んだ結び方を活かして、早速、コースターなどほかのマクラメ作品にも挑戦してみようと思います!

「Stella Sea Fibers」さんのギャラリーはこちら

ほかにも素敵なキットがたくさんあります。
ぜひみなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

キットの記事を見る


文 / 西巻香織   撮影 / 真田英幸

【キットをつくる】
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