誰かを想ってつくる喜び
誰もが知る定番アイテム「ニベアの青缶」を飾り付け、作家さんに「世界にひとつのニベアクリーム缶」をつくっていただきました。テーマは「大切なひとへの想い」。
感謝や愛情を形にした作品は、作り手にも幸運を運んでくれるアイテムになるかもしれません。
みなさんがつくった「フォーチュンデコ缶」を募集しています。詳しい応募方法は、
特設ページをご覧ください。
可憐な花々で作品を
樹脂粘土を使ってつくられる、可憐なクレイフラワー。名前の通り、そんな繊細なお花でいっぱいの作品を生み出し続けるHanahさん。日常使いできるアクセサリーや雑貨、そしてウェディングにもぴったりの作品を数多く手がけられています。
今回は、そんなHanahさんが、6歳の娘さんを想ってニベアクリーム缶をデコレーションしてくれるそう。
いったい、どんな作品が完成するのでしょうか。
花をひとつひとつ
デコレーションのパーツとなるお花たち。そのひとつひとつを制作する様子から、特別に見せていただくことになりました。
さっそく、花びらづくりからはじめます。
手にとったのは、粘土ですか?
Hanahさん
着色した樹脂粘土なんです。これが今回つくる花びらの1枚の量ですね。
指の腹に隠れてしまうほど少量の樹脂粘土と、右手に持つのは粘土用の細工棒です。
押し当てるようにして伸ばして、花びらの形を1枚1枚仕上げていきます。
ピンクも黄色もとても淡い色合いですね。思い浮かべられているのは、どんな作品でしょうか?
Hanahさん
淡い、愛らしい色合いのお花を並べて、「娘の笑顔」をイメージした飾り付けにしたいと思っているんです。
そう話してくれるHanahさんも、自然と笑顔に。
花を組み立てる
花びらを4枚ずつ、小さな土台の上に重ねて「お花」を完成させていきます。
ピンセットが大きく見えてしまうぐらい、細かい作業ですね。
Hanahさん
そうですね。パーツが小さいので指では到底できなくて。実はこのピンセットは何年も本当に重宝してるんですよ。歯科技工士の方が使われる道具だそうで。
どうりで。よく知るピンセットとは少し形が違って見えます。
Hanahさん
自分でもおかしいんですけど、中学生のとき誕生日プレゼントとして買ってもらったんです。どうしても欲しくて(笑)。
その頃から、ものづくりに夢中だったんですね。
Hanahさん
本当ですね。小さいころから工作ばかりしていました。
薄く繊細な花びらを、しっかりと固定しながらお花の形を整えていきます。
そして、Hanahさんにはもうひとつ、幼い頃から夢中になっていたものがありました。
Hanahさん
うちは実家が花屋だったんです。わたしはとにかくお花が大好きで、ずっと店にいてお花を眺めている子どもでした。
物心ついたときから育ててきた感性がすべて、Hanahさんの現在の作品づくりにつながっているんですね。
パステルカラーの愛らしいお花たちが、徐々に完成していきます。
Hanahさん
このあと、さらにアクセントとなるパーツを追加します。
取り出したのは、ゴールドの穴なしビーズ。
見失ってしまいそうなサイズのビーズを4つずつ、お花の中央に接着していきます。
根気が必要な作業ですね。娘さんも、もうものづくりに興味を持たれていたりしますか?
Hanahさん
わたしの作業を隣で見ているからか、ものづくりはとても好きみたいです。実際に簡単なお花を一緒につくったこともあるんですが、「大きくなったらこのお仕事がしたい」「どうやったらなれるの?」って聞いてくれるんですよ(笑)。
ニベアクリーム缶に想いを乗せる
花びら1枚1枚をつくる作業からはじまり、ようやく色とりどりのお花たちが完成しました。これをニベアクリーム缶に乗せていきます。
色味のバランスを見ながら、ひとつひとつ接着剤で貼り付けていきます。
すこしはみ出してしまうくらい、たっぷりと咲いて満開ですね。
Hanahさん
娘の笑顔って、やっぱりこんなふうに見えますね。
最後にちょこんと乗せられたのは、かわいいてんとう虫。
背中の模様のひとつがハート型になっているのは、遊び心あふれるHanahさんが用意した仕掛け。まさに、持っているだけでなんだか幸運が訪れそうな作品となりました。
Hanahさんの作品「お花のような笑顔を運ぶ」の完成です。
「お花のような笑顔を運ぶ」
小さな庭が満開になったような、素敵なデザインですね。
Hanahさん
実際に娘に「どんな色がいい?」と尋ねながら、全体のデザインを決めることができたので、きっと娘もすごく気に入ってくれると思うんです。
娘さんへの想いをおしえてください。
Hanahさん
夏休みには、一緒にヘアゴムをつくったりしましたが、この先さらに一緒にできることが増えていくだろうな、というのはとてもたのしみですね。わたしが幼いころ、花屋で忙しく働く母のそばにずっと居たように、制作活動をするとき娘はいつもいちばん近くに居てくれる存在です。彼女の笑顔は、元気で明るくて本当にこのお花たちのようで。贈れば、きっと気に入って大切にしてくれる、そんな作品が完成したと思います。
「お母さん」という存在の大きさ、そしてお母さんの娘を想う気持ちのあたたかさを改めて思い知る、そんな素敵な作品が生まれました。
お母さんの想いが形となったニベアクリーム缶。娘さんは、とってもうれしいですよね。
誰かを想って、つくりませんか?
家族や友達、ペットなど、大切な誰かへの想いを込めた、あなたの手でつくる「世界にひとつのフォーチュンデコ缶」を募集します。
フォーチュンデコ缶コンテスト
あなたがつくる、世界にひとつの『フォーチュンデコ缶』を募集しています。NIVEAの商品が当たるプレゼント企画や、Hanahさんを講師に迎えたワークショップの参加も募集中!
応募はこちらから協力 ニベア花王株式会社
取材・文 / 中前 結花 撮影 / 真田 英幸