特集

スマホとプリンターでつくる、「わたしらしさ」を閉じ込めた名刺やカード。

【PR】イベントで手に取ったり、作品にそっと添えられていることも多い、クリエイターの名刺やショップカード。今回は、ホームプリンターと、専用のアプリを使って、4名の作家さんにオリジナルカードを制作していただきました。手にした人の心に残る、そんな手紙のように語りかけてくれる印象深いカードばかりが完成しました。

「また出会う」ためのカード


作り手のコンセプトに加え、サイトのURLやSNSのアカウントなど、次にまた出会うための情報がまとめられているショップカード。今や、クリエイターの大事なツールになっています。

 
アプリで、簡単に制作ができると聞いて「minneとものづくりと」の編集部でも早速試してみることに。


使用したのは、「Epson 名刺プリント」。背景、フレーム、スタンプ、写真、文字などの要素を自由に組み合わせることができます。

背景色とフレームを選んで、ロゴ画像やQRコードを挿入するだけで、シンプルなカードがさっと5分程度で完成してしまいました。アプリからデータを送信すれば、プリンターですぐに印刷することが可能です。


グラフィックツールなどを使用する高度な画像制作や編集が苦手な方でも、直感で操作、カードづくりができそう。スタンプやフレームのバリエーションも非常に多く、選ぶのがたのしくなってしまいます。

手持ちの画像と、スタンプやフレームを組み合わせて制作したカード。

もちろん内蔵のスタンプやフレームだけでなく、写真や画像を取り込むことができる自由度の高いアプリです。

これを作家のみなさんに使用いただくと、いったいどんなカードが生まれるでしょうか。


実際に4名の作家さんに、「自分らしさ」をテーマにしたショップカードを制作いただくことに。

sziaoreo_artworksさんのカード


石粉粘土を絵付けしてつくられる、ブローチやマグネットたち。

グラフィックデザイナーの傍ら、エキゾチックで魅惑的なイラストを活かした作品を制作されているsziaoreo_artworksさん。

今回は、そんなカラフルな魅力をショップカードにぎゅっと詰め込んでくれました。


ショップカードを制作されるのは、はじめてとのこと。

sziaoreo_artworksさん
普段、Illustratorなどのソフトでイラストを描き溜めているんですが、保存しているイラスト画像さえあれば、アプリで簡単に取り込んで、ここまでカードデザインをつくり込めるというのはおもしろいですね。いくつもバリエーションを考えることができそうです。


 
使用するイラストを決めて、早速デザインをつくっていきます。

カードに挿入する画像の形や、挿入するテキストのフォントなどを自由に選択。

sziaoreo_artworksさん
フォントもたくさん用意されているので、作品のトーンに合うものを見つけることができていいですね。選ぶフォントで、印象がずいぶん変わりますもんね。


アプリの設定で10面割り付けも可能。

その場でプリントしてみます。すぐに制作したカードを確認することができるのも、おうちプリントの良いところ。Wi-Fiを使えば、細かな設定の必要もなく簡単にプリンターで接続することができて便利です。
 

出てきましたね。

sziaoreo_artworksさん
おお。実際にプリントアウトしたものを見ると、やっぱり気分が高まりますね。こんなに早いんですね。発色も思った通り。いい感じですね。


さらにカード用紙を変えて、プリントしてもらいました。
 

「シルバー」すごく素敵ですね。イラストの世界観にもとても合っていて。

sziaoreo_artworksさん
文字もすごくはっきりと見えますね。光沢のあるツルッとした紙に、こんなにきれいにインクが乗るとは思いませんでした。カード用紙を変えていろいろ刷ってみるとおもしろそうですね。


左から、マットな白色、シルバー、そして透明のカード用紙を使用してみました。

sziaoreo_artworksさん
こんなに印象が変わるんですね。季節や使用用途に合わせて、用紙を変えるのもいいかもしれません。

作品写真を使用したデザインも、シンプルで素敵です。両面刷りで、それぞれ役割を分けているんですね。

sziaoreo_artworksさん
実は、これは電車の中でつくってみたデザインなんですよ。移動中につくれてしまうなんて、アプリならではのおもしろい体験ですよね。

sziaoreo_artworksさん

ミムラカナガタさんのカード



30年以上にわたって培われた金属加工の技術を活かし、ひとつひとつ作品を制作されているミムラカナガタさん。中でも、涼しげな金魚は代表作とも言える人気のモチーフです。

今回は、そんな「金魚」を活かしたカードデザインを考えてくださいました。



普段から使用されている、パソコンでつくったモチーフを使って制作します。

ミムラカナガタさん
和紙に刷ってみたり、色を反転させてみたり…と、とにかく試しながらデザインを決めていきましたね。1枚1枚プリントすることができたので、紙の質感や実際の発色をすぐに確認することができて、よかったです。


そしてたどり着いたのが、この透明用紙。まさに水面のようなカードの上をすいすいと金魚が泳ぎます。

赤色以外の色味もおもしろいですね。青は、一層涼しげです。

ミムラカナガタさん
意外と青色もいいですよね。きれいに色が乗るので、いろんな色を試したくなりました。

見事な美しさですね。

ミムラカナガタさん
陽にかざして見ると、またいいですね。カード用紙やプリンターを変えることで「新しいものづくりができるんだ」というのは発見でした。透明の用紙もこれまで存在を知りませんでしたから、とてもおもしろかったですよ。


グラデーションになっているデザインは、特徴的な質感の和紙にプリント。

制作されているアクセサリーとも、とてもマッチしますね。

ミムラカナガタさん
作品とリンクしている、というのはすごく大事なことだと思いました。これはカードじゃなくて、アクセサリーの台紙にするのもよさそうですよね。紐をつければ、「しおり」として作品にすることもできそうです。カードをつくっていたら、新しいアイデアがどんどん湧いてきました(笑)。

ミムラカナガタさん

空想街雑貨店さんのカード


小さいころから、行ってみたい世界や空想の街を考えるのが大好きだったという空想街雑貨店さん。ご姉妹で、手描きイラストをさまざまなアイテムに展開し、作品を制作されています。

下絵に色鉛筆で彩色し、配色を決めていくのだそう。

不思議な空想の街を、小さな面積にそっと閉じ込めてみると、どんなカードに仕上がるでしょうか。


まず制作いただいたのは、まるで惑星のような「まる」に街の様子を閉じ込めたデザイン。手描きイラストとアプリのフレーム、テキストが見事にマッチしています。シルバーの用紙とも相まって、あたたかさとクールな質感が同居する、とても不思議なデザインが完成しました。

空想街雑貨店さん
ホームプリンターで再現できるとは思っていなかった仕上がりでうれしいですね。シルバーの用紙がイラストとこんなに相性がいいとは想像していませんでした。小さなサイズのテキストをきちんと配置することができたのも驚きです。

「透明用紙も使用してみたんです」と空想街雑貨店さん。あえて着色しないことで、線の細いイラストの魅力がよく伝わる、味わい深いデザインに仕上がっています。

空想街雑貨店さん
最初はカラーのイラストを使用していましたが、試すうち、「透明用紙は単色のデザインが似合うんだ」という発見がありましたね。1枚刷りでいろいろ試すことができたのが本当によかったですね。

そしてその中でも、編集部が圧倒された1枚。


なんとこのカード、イラストが浮き出て立体的になっているんです。
 

はあ。これはもう、ため息が出てしまうほど素敵です。複数枚刷って切り取って、重ねているということですよね?

空想街雑貨店さん
実は、母が切り絵師なんです。制作したカードを切り取る作業をお願いしてみました。たくさんの数を配布することはできませんが、特別なカードとしてお渡しすることができそうですよね。

これは、受け取る方にもとても喜んでもらえると思います。カードもひとつの作品なんだな、と改めて感じました。

空想街雑貨店さん
こういった仕掛けも、アプリとプリンターでできてしまう、というのがまたおもしろいですね。ロットで発注するのとは違い、ひとつひとつ試しながら検討できたからこそ、実現できたデザインですね。

空想街雑貨店さん


FABBRICAさんのカード



図案、デザイン、パターン、すべてをオリジナルで布小物を制作されている、刺繍作家・FABBRICAさんにもご協力いただきました。
テーマは、「手刺繍のぬくもりが伝わるもの」。

このロゴも手刺繍とのことで、驚いてしまいました…。

FABBRICAさん
カードのメインとも言える「作家名」を刺繍してみました。これを撮影した写真を取り込んで、おもて面にしたいと思ったんです。


そして、その写真を使用してカードが完成しました。裏面のテキストはすべてアプリで打ち込んで配置しています。
 

作品を手刺繍で制作されていることが、しっかり伝わりますね。

上の2枚は以前使用されていたもの。

FABBRICAさん
これまで使用していたカードも気に入っていましたが、写真を全面に使用することで、より世界観や伝えたいことが伝わるデザインになったような気がします。作品に添えて一緒に送るのも良さそうですね。わたし自身、QRコードを利用してアクセスすることがよくあるので、裏面のQRコードはイベントなどでカードを手にとってくださった方に使ってもらえるとうれしいです。


デザインの細部や、仕上がりのテイストも、じっくりこだわり抜いてくださいました。

FABBRICAさん
印刷するカード用紙や、アプリで設定するモードによって、仕上がりもいろいろだったので、試して、並べて、いちばん好みのものを選んでみました。


FABBRICAさんには、ショップカードのほかに「アクセサリー台紙」も制作していただきました。

箱を開けて、思わず、わあと声が漏れました。名刺カードのサイズにぴったりだったんですね。

FABBRICAさん
そうなんです。カード制作のためにつくったロゴ刺繍をこんなかたちで台紙に展開することができて、すごく気に入りました。「手刺繍作品である」ということが、一層伝わりますよね。


「本当にぴったりのサイズなんです」とFABBRICAさん。

コンパクトに折り曲げて、ピアスの台紙というのもすごく素敵なアイデアですよね。

FABBRICAさん
刺繍枠に乗せて作品をお届けできるなんて、わたしもうれしいですね。イベントごとにカードを分けたり、作品台紙のバリエーションをつくったり、カードひとつでいろんなアイテム制作が叶うので、とっても便利ですね。

FABBRICAさん

何度でも、手軽に、自分の手で。



今回とても印象的だったのが、ミムラカナガタさんの「つくってる本人が、こんなに気に入ったものをつくれたことが、何より素敵じゃないですか」というひとことでした。

1枚ずつすぐに試せるからこそ、とことんこだわることができる。そして、季節や用途で使い分けたり、最新のお知らせを記載してみたり、と「限定デザイン」を自分の手でたくさんこしらえることが叶うのです。



シンプルな操作性で、ここまでデザイン性の高いカードを制作することができる、というのは今回の大きな発見でした。まだカードを制作されたことのない作家さんや、少ない枚数でさまざまなデザインに挑戦してみたい方にぜひおすすめしたいアプリです。

 
受け取る人が「また出会いたくなる」。そんなカードでひとつでも多くの縁が生まれますように。エプソンさん、作家のみなさん、ご協力ありがとうございました。


参加企画


今回ご紹介したアプリとプリンターを使って、新しいカードデザインを制作して
くださる作家さん(1名)を募集します。制作いただいたカードはエピソードとともに「【連載】扉を開けたくなるカード」にて紹介させていただきます。

 
<応募方法>

この記事のURL https://mag.minne.com/2019/10/08/special_cardprint と、

ハッシュタグ「#わたしらしさを閉じ込めたカード」を付け、つくりたいカードのイメージをひとこと添えて、Twitterで投稿してください。

 
<応募条件>

・ご当選された場合、東京都内のスタジオに数時間程度お越しいただくことができる方(交通費をお支払いいたします)

 
<当選者の発表>

Twitterのダイレクトメッセージにて、「minneとものづくりと」公式アカウントからご連絡させていただきます。

 
※ 応募締め切りは10月21日 23:59 とさせていただきます。

応募する

使用したアプリ

Epson 名刺プリント
スマホから簡単に、オリジナルのショップカードやアクセサリー台紙、メッセージカードをつくることができます。いつでもどこでも隙間時間でデザインを制作することが可能。作品にあわせて季節に合わせて、様々な用紙で…おうちプリンターだからできる、手軽なアップデートとオリジナリティ溢れるデザインをおたのしみください。ほぼ全てのエプソンのプリンターで使用できる、おすすめアプリです。

※今回のアップデート機能に関して、Androidは2019年12月対応予定となります。

ダウンロードはこちら

使用した製品

カラリオ EP-882AW
スマホから簡単操作が可能。名刺プリントアプリとの相性もバッチリのどんな空間にも映える、すっきりコンパクトなプリンターです。カードサイズ~A4まで対応可能。ショップカードから納品書まで、作家活動に役立つ機能が揃っています。6色インクにも対応。写真も文書もキレイに印刷することができます。
詳細はこちら

エプソンさんからのコメント


作品を購入したときに、一緒に添えられているショップカードやメッセージカード。お客さまにショップ名を覚えてもらったり、インパクトを与えることのできる、大事なツールだと思います。カードアイテムを「Epson 名刺プリント」で、もっと手軽に、自由につくっていただけたら…、そんな思いで、このアプリをご紹介させていただきました。今回、透明やメタリック、和紙など、さまざま質感の用紙でつくっていただきましたが、デザイン×用紙の組み合わせで、こんなに印象に残る、素敵なカードが出来るんだと驚きました。

作家さん方には、どれも個性が伝わる、それ自体が作品のような素晴らしいカードをつくっていただいて、アプリやプリンターが制作のお手伝いとなれたことを嬉しく思います。自分らしいカードをかんたんに。「Epson 名刺プリント」とプリンターが、みなさまのカード作成のお役に立てると幸いです。


協力 エプソン販売
 
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取材・文 / 中前 結花  撮影 / 真田 英幸

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