特集

金属やレザーに“刻印”をほどこしてつくる、クリスマスギフト

【PR】想いと一緒に贈りたい、特別なギフト。クリスマスを前に、刻印できるアクセサリーや革小物のオーダーが増えています。自分で「名入れ」をほどこすことができる、ニューヨーク生まれのメタルスタンピングツールを使ったものづくりを、レザー作家・Amber Factoryさんに見せていただきました。

自分の手で「名入れ」を



贈りものや、永く愛用したい小物にあしらわれることの多い「名入れ」。金属のチャームや革小物の表面にほどこす、記念日やイニシャルの刻印が定番になってきました。


以前、大がかりな専用工具や機械がなくても、手軽に自分で好きな文字やマークをあしらうことができるツール「ImpressArt」をご紹介し、たくさんの反響をいただきました。今回は同じものを使って、クリスマスに贈りたくなるようなギフト作品をレザー作家さんに制作いただこうと思います。

ImpressArt公式サイト

いったい、どんな刻印作品が完成するでしょうか。

オーダーメイドのレザー作品


使用する金具やステッチの糸まで相談できる、Amber Factoryさんの革もの作品。

日頃、オーダーメイドで革もの作品を制作されているレザー作家・Amber Factoryさん。普段制作されているアイテムと掛け合わせたものから、まったく新しいデザインまで、たくさんの作品づくりに活かしていただきました。

Amber Factory
厳選した素材を使用し、経年変化がたのしい革小物をオーダーメイドで手がける。
https://minne.com/@amberfactory


フォントや文字(数字、英語、記号など)の種類の豊富さもうれしいポイント。今回は、主に「Juniper」というフォントを使用することになりました。

チャームに文字や絵柄を刻む



まずは銅素材の丸型チャームに、リーフの絵柄が描かれたスタンプを専用のハンマーでカンっと打ち込みます。

Amber Factoryさん
革ものの刻印には慣れていますが、特に銅のような硬い素材には慣れていないので、多少コツを掴む必要がありました。すこしの「思い切り」が必要だと思います。どの素材も徐々にスムーズに進められるようになりましたね。

ペイントマーカー(黒)で上からなぞると、一層しっかりとリーフの模様が刻まれて見えます。

これを、縫い合わせたレザーパーツの裏側から貼り付け、チャームを固定します。そして、鍵を差し込めるように。


こうして、大人の男性にも似合うキーカバーが完成しました。チョコレートカラーのレザーと銅チャームが好相性。

Amber Factoryさん
キーカバーはこれまでも制作していましたが、銅素材でアクセントをつけることができるのは、デザインとしておもしろいと思いました。


さらに、レザーを編み込んでつくられたブレスレットに、英字を刻んだタグを丸カンで取り付けます。


シンプルなブレスレットが、ペアで揃えたくなるような名入りのアイテムに。レザーの色味に合わせて、銅とアルケメのチャームが使われています。

Amber Factoryさん
男性にも女性にも身につけていただくことができるデザインが完成してよかったです。英字だけじゃなく、数字を刻印してもおもしろい風合いになるんじゃないでしょうか。

プレートに名前やメッセージを刻む



続いてはプレートに、複数の文字を打っていくそう。専用の「ブレスレットガイド」と呼ばれる目盛付きのシールを使って、まっすぐ均等に打ち付けていきます。

Amber Factoryさん
上下のズレも防ぐことができて、文字間隔の目安もわかりやすいので便利で助かりました。これがあれば、刻印に慣れていない人でも作業ができそうですね。


ボルドーとネイビーのレザーに映える、真鍮のプレート。伝えたいメッセージを刻めば、女性へのギフトにぴったりなバングルが完成。


さらに、普段から制作されているキーケースにもプレートを。


落ち着いたカラーと遊び心のあるデザインのマッチが魅力的なAmber Factoryさんの作品。「Juniper」のフォントとの相性も良く、刻印が「そっと添えられたあしらい」ではなく、しっかりアクセントとなるよう作品を仕上げてくださいました。

レザーに文字やデザインを刻む


せっかくなので、金属だけではなくレザーにも刻印を試していただくことに。

細く切り出して処理をしたレザーに、文字を打ち込んでいただきます。

Amber Factoryさん
レザー専用のものと比べて彫りの深さが浅いためややコツは必要そうですが、金属のためにつくられた道具ですから、強度が高くて、非常に繊細な表現ができますね。きれいな陰影を出せる力加減を掴むことができれば、レザーの刻印にも便利に使用できると思います。


見事にひと文字ひと文字を刻んで、レザーのブレスレットを仕上げていきます。


長さの短いものは、ロウ引きした糸で縫い合わせてリングへと仕上げます。

レザーにも転用できる、という発見がありましたね。

Amber Factoryさん
深く打ちすぎると素材自体が歪んでしまうので注意が必要ですが、素材を見極めながら打ち込んでいけば、消耗品として使用することの多い革専用の刻印ツールよりも、永く使えて使い勝手がいいかもしれませんね。文字だけでなく、デザインスタンプを使えば革に絵柄を入れることができたのも、とてもおもしろい体験でした。


シックな印象が強いレザー刻印ですが、ステッチと組み合わせれば、どこかポップで可愛げのある風合いに。金属パーツとの組み合わせだけでなく、レザーそのものへの刻印で、さらに幅広いデザインを実現することができました。

手がける作品の幅が広がる


使われてみていかがでしたか?

Amber Factoryさん
これまで制作していた作品に掛け合わせたものも含めて、かなりの数の作品づくりを試すことができて貴重な体験でしたね。レザー刻印には慣れていましたが、スタンプが素材に当たっている箇所が見えづらい分、「金属に刻印する」というのはややコツが必要だ、ということも実感しました。しかし、その点をガイドのシールが補ってくれるので、素晴らしい補助品だと思います。レザーだけでなく金属に刻印することで、名入れ作品の幅がまた広がります。

想いを刻んだ、こだわりのギフトを



自宅でも手軽に取り入れることができる「メタルスタンピング」。ギフトの制作やラッピングなど、“想いを届ける”のが得意なツールです。

冬はギフトのシーズン。刻印は、「末長く大切にしてもらいたい」という願いも叶えてくれそうです。
 

ImpressArt「メタルスタンピング」
金属にほどこすことができる、個人向け刻印ツール。専用ハンマーのほか、専用スタンプ、金属チャームの種類も豊富なので、ぜひサイトをご覧ください。
ImpressArt公式サイト
取材・文 / 中前結花 撮影 / 真田英幸

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