特集

読む、ものづくり vol.11『カジュアル ハンドレタリング ライフ』

スタッフが見つけた、みなさんの「ものづくり」の気持ちを刺激する、おすすめの本をご紹介します。「つくる」息抜きに、または「つくる」きっかけにしていただけたらうれしいです。

本との出会い

もともと、手書きの文字やタイポグラフィーが好きなわたし。この表紙にも惹かれ、『カジュアル ハンドレタリング ライフ』を手に取りました。手紙や写真にちょっとデザインされた手書き文字を添えられるなんて、大人っぽくて素敵ですよね。

サンプル集やライフスタイルへの取り入れ方など、読み応えたっぷりの1冊の中から、わたしのお気に入りページや注目ポイントをご紹介します。

身近なもので

まず目を奪われたのが、「ラッピングの技」がつまったページです。身近にあるシンプルな紙やトレーシングペーパーに、手書きの文字を加えるだけで、こんなにおしゃれなラッピングアイテムが簡単につくれるなんて!とおどろいてしまいました。写真もかわいくて、眺めているだけでたのしい気分に。

みんなのアイデア

インスタグラマーのアイデアをまとめてチェックできるページもお気に入り。プロフィールとハンドレタリング作品を合わせて見ることができ、ひとりひとりの世界観に浸ることができます。このページをきっかけに、何人かのアカウントをフォローしちゃいました。

見本はダウンロードも

「クール」や「フェミニン」など、さまざまなテイスト別の書体見本集もあるので、誰でも好みのフォントに出会うことができるはず。ペンの持ち方や書き順も詳しく説明されているので、初心者にも◎。

しかもなんと、見本フォントはダウンロードができるんです!トレーシングペーパーを重ねてなぞれば、練習し放題ですね。

では、さっそく

読めば読むほどに、実践してみたくなってしまいました。そこで、水性マーキングペン「ABT」を使って、本を参考にハンドレタリングにチャレンジすることに。

クリアファイルにインクの色をのせたら、アトマイザーで水を吹きかけて水滴状にし、紙に染み込ませて柄をつくってみたり、

滲みを生かして柄をつくった紙の上に、さりげなく手書きの文字をのせてみたり。

他のminneスタッフも「やってみたい!」ということで、みんなでわいわい手を動かすうちに、あっという間にハンドレタリング作品が完成しました。はじめてのチャレンジにしては上出来ではないでしょうか。

読み終えてみて

無地の紙でもこんなに自由に素敵に彩ることができるんですね。もともと癖のある自分の字もちょっと好きになれた気がします。なにより、こうして完成した作品を目の前に思うのは、やっぱり手書きのあたたかみっていいなぁ、ということ。

ギフトラッピングや、メッセージカードにもぴったりのハンドレタリング。ペンさえあれば挑戦できるので、ぜひ本を参考にみなさんも試してみてはいかがでしょう。

タイトル:『カジュアル ハンドレタリング ライフ』
監修:FUN ART STUDIO(トンボ鉛筆)
発行:主婦の友社
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この本を教えてくれたひと:minneスタッフ エミリー
取材・文 / 西巻香織  撮影 / 真田英幸

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