「見る」おでかけ 1/1〜1/31

第20回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 山内 萌展「アプローチするグラフィック」

3DCGで作成した顔を油絵で描いた作品「アプローチするグラフィックで」第20回グラフィック「1_WALL」グランプリを受賞した山内 萌氏。キャンバスや廃材のベニヤ板に油絵の具を用いて描かれている顔は、初期のコンピューターグラフィックスの稚拙さを思い起こさせます。本展では、不可解な表情をした顔が向ける視線が特徴的なそれらの作品を、不安定にも思える独特な間合いで配置し、展示空間全体で表現。また、グランプリ受賞作品とともに新作も展示します。1月31日(金)は、東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんを迎え、トークイベントが開催されます（要予約）。

3331 GALLERY #40 3331 ART FAIR recommended artists 大久保あり 個展「パンに石を入れた17の理由」

「3331 ART FAIR 2019」でレコメンドアーティストに選出された大久保あり氏の個展です。展示内容は、自身の経験や空想を元に物語を紡ぎ、それにまつわる絵画、オブジェ、テキスト等をインスタレーションとして構成。金属、石、写真などの平面と立体による展示空間をぜひおたのしみください。過去の展示でも登場している「石入りパン」が創られた歴史が読み解かれる本展。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「効果のある／なしの境界線」展

高級紙「ファンシーペーパー」や特殊紙を販売する紙の専門商社・平和紙業と、出版印刷や商業印刷、各種印刷物の企画・製作・デザインなどを手掛ける藤原印刷とによる企画展。①残念な金、②残念な白、③微妙なニス、④なぞの奥行、という4つのテーマを設け、オフセット印刷と紙とのさまざまな組み合わせで、効果のある／なしを検証しています。展示品は持ち帰り可能なので、紙や印刷の悩みを解決するツールとしても活用することができますよ。

tent展「Exophony」

岩波書店「旅するニホンゴ」装丁、雑誌「山と渓谷」「Pen」「ことりっぷマガジン」「散歩の達人」挿絵、サントリー「天然水」Amazon限定パッケージなどを手がけるイラストレーター・tent氏の個展です。スペイン語のことばの響きや、夏のバスク地方の風景からインスパイアされた作品が展示されます。

SICF20 グランプリアーティスト展 タナカマコト「切りひらひらく」

SICF20（第20回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル）において、出展クリエイター150組の中からグランプリに選ばれたアーティスト・タナカマコト氏の個展です。本展では、3歳の娘への語り聞かせから生まれた創作童話をモチーフに、切り絵のインスタレーションの新作をお披露目。MVやTV制作など、さまざまな場面で切り絵の可能性を拡げる期待の若手クリエイターによる初個展、ぜひたのしんでくださいね。