気になる画材「ピットマルチ2」
今回ピックアップした画材は、トンボ鉛筆の液体のり「ピットマルチ2」です。
さっそく使ってみましょう。
両サイドで使い分けが可能
キャップを開けると、片側は細塗り口、片側は太塗り口に。両サイドで分かれているので、使用シーンに合わせてサッと使い分けることができます。
実際にのりを出してみると、塗り口の幅にはこれだけの差がありました。液体のりなので伸びもよく、するすると線を描くように塗ることができます。白い部分は乾くと透明に。
接着のメリハリ
のりが乾く前に貼り付ければ「しっかり接着」、ということでラッピング用の箱を手づくりし、側面を貼り付けてみました。厚紙も難なく“ピタッ”と接着が完了。ほどよく強度のある箱に仕上げることができました。
のりを乾かしてから貼り付ければ「仮止め」になる、という仕様を活かせば、ラッピングペーパーの仮止めにもぴったりでした。
このときの粘着度は、強すぎず弱すぎずの絶妙なバランス。貼って剥がして使えるので、オリジナルの付箋づくりにもおすすめです。
ちなみに、太塗り口は、塗り面に直線部分と曲線部分があり、角までしっかり塗ることも、カーブに沿わせて塗ることもできました。さりげなくもうれしいポイントです。
ほどよいフィット感
持ったときにちょうど手にフィットする、大きすぎず小さすぎないサイズ感も◎。作業中にフタを開けたまま横にして置いても、ころころと転がらず、先端ののりの液が机につく心配もありません。これひとつでさまざまな工作にマルチに活躍してくれること間違いなし。
作家さんにも使ってもらいました
minne作家のtotecocoさんに、ピットマルチ2を使って「クイリングペーパーのブローチ」を制作いただきました。
https://minne.com/@totecoco
totecoco さんにはピットマルチ2を使い、minneでも人気の「ネズミのブローチ」と「アボカドピアス」を制作いただきました。
まだまだ、気になる画材はたくさん。
定番の逸品から、ユニークな新商品まで、幅広くお届けしていきますので、次回もおたのしみに。
文 / 西巻香織 撮影 / 真田英幸