手紙や日記にサラサラと絵を描きたい
特別「絵心がない」というわけでもない、「minneとものづくりと」編集部のライターふたり。しかし、普段から作家さんの作品をたくさん眺めたり、お手紙を頂戴する機会も多いせいか、「作品のように素晴らしいものが描けなくても、自分用に日記にサラサラとイラストが描けたり、手紙にさりげなく挿絵が描けるといいのにね」と話すようになりました。
そして、「絵を習いに行こう」と語り合い半年以上が過ぎ、いま、教室に通うことは叶わない状況に。そこで、この自宅時間を利用して、それぞれイラストの練習を始めてみることにしました。
ライター・せんせいの場合
せんせい
見た目が先生っぽいことから「せんせい」と呼ばれるようになる。新作スイーツのチェックが日課のminneスタッフ。
せんせい
「minneとものづくりと」編集部の一員になってからというもの、日々、画材やキットに触れる機会が多く、みずからの制作物を披露する機会もぐんと増えました。たとえば、スタンプでミモザを描いてみたり、本格刺繍に挑戦してみたり。いつも、自分の中ではベストを尽くしていても、いざ公開となると「すこし恥ずかしい…」という気持ちがぬぐえず。せっかくつくるなら「よくできたな、いい味がでたなぁ」と毎回思いたい、上手とは言えなくとも、自分の制作を堂々と発表できるようになりたい、そんな想いを込めて、いま改めて初心にかえり、「絵心」をみがきたいなと。
める
毎回「すごいなあ」と、うらやましい気持ちで見ていましたが、実はちょっぴり自信がなかったのですね…!
せんせい
水性マーカーABTの36色セットを手に入れたので、これでいろんなタッチの絵に挑戦したいと思います。濃色から淡い色までカラバリ豊富で、水を含めれば、ぼかして使ったりもできるので、カラフルなイラストから水彩画のようなイラストまで幅広く描けるようになりたいなぁ。そして、「なんて味のあるいい絵を描くんだ!」って自分を褒めてあげられるようになりたい。今後のあらゆるものづくりの意欲につながっていくと思うんです。
ライター・めるの場合
める
minneとお買いものが大好きなライター。息をするようにお金を使ってしまう。アイスコーヒーを飲まないと眠ってしまう。
める
学生時代はよく、デジタルで絵を描いたりしていましたが、近頃はとんと描かなくなってしまい、肝心なときにいつも悩むのは、「そもそもなにを描けばいいんだろう」ということで、「どんなものなら描けるだろうか」というのが、自分でもよくわかっていないようなのです。
せんせい
えっ、デジタルで!?すごいなぁ。そもそも自分の力量がよくわからない、というのはとってもよくわかります。
める
エッセイやコラムをよく書くので、そこに、さりげない挿絵を自分で描くことができたりするのが憧れです。上手くなくても、そういうことに挑戦したり、あとはやっぱり絵手紙を描いてみたい。どういうタッチや画材で描くのが得意なのかまず知るところから始めたいので、水彩絵の具・サインペン・色えんぴつ・デジタルなどをひと通り触ってみて、方向性を決めてみたいと思います!
ひとまず今回は、いまの画力でそれぞれ簡単なものを描いてみることに。
せんせい「パキッとした絵と淡い絵のどちらも」
せんせい
まずは、ABTのカラフルさを活かすべく、頭にパッと浮かんだ女の子を描いてみました。発色がきれい。でも明るい色と締めの色を組み合わせて使いがちですね。もっといろんな色を自由に使えるようになりたいなぁ。
せんせい
そして、背景が中途半端!何を描けばいいのか迷ってしまいました。おしゃれな街並みとかを描けるようにもなりたいです。
せんせい
次に、水彩タッチの絵にチャレンジ。取材で訪れたお店で、ホットチョコレートを注いでいただいたときの写真を参考にしました。う〜ん、ぼんやりしすぎちゃった気がします。
めるの感想
淡い色合いが素敵で、絵本のページのようなやさしい味わいがあるように見えますが、ラインを強調したりすればよいのでしょうか…?シルバーの素材の表現の仕方とかも、うまくなりたいですよね。
める「まずは、のびのびとダイナミックに」
める
身近なもの、自分の好きなもので、まずは練習を。最近、自宅でリモートワークをしていますが、お昼ごはんを食べそびれないようにお弁当をつくっているので、これを描いてみます。
める
のびのびとした印象のイラストが描きたいので、まずはアクリルガッシュを使って大まかなベースを描いてみることに。こんな大雑把ではたして良いものでしょうか…。
める
サインペンでラインを縁取って、なぜか自宅に数本だけあるコピック(茶色)を足してみました。細かい線は色えんぴつで足していくことに。
める
いまの画力ではここまでです…!背景のセンスや、もうすこし味わいを出したいので、画材を使用する順番をやはり変えてみた方がいいかもしれません。
せんせいの感想
迫力があって、色使いも見事だと思いました。(眺めていたら、おなかもすきました。リアルです)そして、初回からいろんな画材を組み合わせるなんて、すごすぎますよ。あっぱれ。
次回のふたり
今回はここまで。
6月に向けて、それぞれ参考書籍やオンライン講座なども利用しながら、練習を続ける予定です。イラスト作家さんにアドバイスなどもいただく、なんていうことも考えているので、ちょっと、あたたかで長い目で、見守っていただければと思います。