TSUTAYAさんに聞きました「DIY心を刺激される映画」5選

「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」

テネンバウム家の天才兄妹3人と家を出て行った元弁護士の父親との家族の崩壊と再生を描いた作品。監督は『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン。個性豊かな登場人物が魅力的なだけでなく、ウェス・アンダーソンの色彩豊かな世界観、インテリアやファッション、凝った小道具は見ているだけでワクワクします。

「365日のシンプルライフ」

彼女にフラれたことをきっかけに、モノであふれ返った自分の部屋にウンザリした主人公は、自分の持ちものすべてをリセットするため、すべてを倉庫に預け、その中から1日にひとつだけ持ってくる生活を始めます。さまざまな人々との関わりの中で、「自分を幸せにする、人生で大切なものは何か？」の答えを見出していく過程を見ているうちに、自分だったら何を選ぶか？と、自分とモノとの関係性を考えるきっかけになります。

「グッバイ、サマー」

手づくり感満載の映画を送り出すミシェル・ゴンドリー監督が自身の少年時代の体験をもとに撮り上げた自伝的青春ストーリー。クラスメートに馬鹿にされがちなダニエル。ある日、機械オタクの変わり者・テオと出会い、親友に。ふたりはスクラップ材で、キャンピングカーを自作し、ひと夏の冒険に出ます。身近にあるもので工夫をし、つくり上げていくたのしそうな姿が微笑ましくもあり、応援したくなるような作品です。

「世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅」

世界の一流アーティストたちに支持されるドイツの小さな出版社シュタイデル社に迫ったドキュメンタリー。書籍の編集からディレクション、レイアウト、印刷、製本、出版までを自社で行い、アーティストとの打ち合わせのため、世界中を飛び回る経営者のゲルハルト・シュタイデルに密着。妥協なき本づくりの姿勢、徹底したものづくりへの執念は神懸かっています。DVDブックも発売中です。あわせてぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

「シュヴァルの理想宮ある郵便配達員の夢」

寡黙で人付き合いが苦手な郵便配達員シュヴァルが、配達中につまづいたひとつの石をきっかけに、愛娘アリスのために宮殿を建てることを思い付きます。33年の歳月をかけ、たったひとりで宮殿を築き上げるという話はファンタジーのようですが、実話！宮殿は、あのピカソも絶賛し、フランス政府の指定重要建造物になっています。夢を信じる心と娘を思う深い愛が織りなす究極のDIYストーリー。4月24日よりレンタル開始です。

レアな作品からこの春DVDが発売されたばかりの新作まで。ぜひお家で過ごすひとときに、TSUTAYAのレンタルDVDをチェックして、DIY・ものづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

次回のテーマ、ラインナップもおたのしみに。

編集 / 西巻香織