特集

あの人の作業机 vol.4 アクセサリー作家・Asahiさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、「少しの成長、活力、感動」をテーマに美しい色彩のアクセサリーを手がけるAsahiさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

Asahi
豊かな色彩と、着け心地の良さにこだわったグラフィカルなデザイン、アートとジュエリーを融合させた、絵画のようなアクセサリーを手がける。
https://minne.com/@asahimo2

作業ごとに環境を分ける

道具や材料などが綺麗に整頓されていますね。この作業机はいつから使われていますか?

Asahiさん
ここは、部屋の一角にあるスペースなのですが、作業机は1年ほど前から使用していますね。棚を横に配置して、年々増えていく道具などを整理しています。この机では基本的に、パソコンでの作業や編み物、作品の仕上げのほか、簡単な作業を行なっています。

Asahiさん
絵を描く時は、道具も増えスペースが足りないのでダイニングテーブルに絵の具など一式を出して描いているんです。

目につく場所に彩りを

作業スペースでお気に入りのエリアはありますか?

Asahiさん
壁に描いた絵をかざっていて、心が潤う色彩に日々癒されています。抽象画は毎日違う絵に見えたり、なにも考えずにずっと見ていられるのですごく好きですね。

インスピレーションを受けることもありそうですね。そのほか、アイデアを生み出すために、工夫されていることはありますか?

Asahiさん
作業机以外にも身のまわりや見えるところに、緑や、気分が上がるものを置いて、部屋の中でも気分をリフレッシュできるようにしています。まだまだ未完成の作業机。次に引っ越すときには、理想的なアトリエにするため計画を練っているところです。

使いやすさと見た目を重視

作業中に使用しているこだわりのアイテムなどはありますか?

Asahiさん
去年パリの蚤の市で手に入れた、ソムリエがワイン試飲する時に使用するという「ワインテイスター」がお気に入りです。アクセサリーパーツを分けて並べるのに大活躍してくれていて、ヴィンテージのお洒落さが本当に可愛くて制作していても気分が高まりますね。

絵の具など、制作に使用する道具は普段どのように選ばれているんですか?

Asahiさん
使いやすさはもちろんですが、道具自体の見た目も選ぶのに重要なポイントです。好みのパッケージデザインや色など、使っていてワクワクできるかということも大切な基準のひとつなんです。

Asahiさんは絵の具をたくさん使用されていますよね。色の管理や収納は大変ではないですか?

Asahiさん
そうですね。ここで紹介しているのは一部で、水彩・油彩・アクリル…と、マニアのように集めているので、絵の具はかなりたくさん持っています。普段は箱にそのまま入れていますが、どの色がどこにあるのかわかりやすく収納したいので綺麗にまとめられる収納を探しているところなんです。

自分の世界を大切に

最後に、制作環境で大切にしていることをおしえてください。

Asahiさん
とにかく「自分の世界に入り込める空間」をつくる事を大切にしていますね。小さな頃から、妄想の世界に入り込むタイプだったのですが、そんな頭の中で生まれたつくりたいもの、人に見せたいものは作品づくりの基盤になっていますし、自分の世界に入り込むことによってアイデアがどんどん生まれてくるんです。

最近はおうちで過ごす時間が多くなっていましたが、そんな期間だからこそ意識されていることはありますか?

Asahiさん
1.2時間に1回は立ち上がって、肩や首を回してリフレッシュ時間をとったり、行き詰まったらすこし散歩に出たりしています。作品をずっとつくり続けるためにも、まずは健康第一なので、運動も忘れないようにしているんです。

取材・文/中村瑛美里


 

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