特集

あの人の作業机 vol.5 ネイルチップ作家・ramilleteさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、きらきらだけじゃない大人のためのネイルチップを手がけるramilleteさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

ramilleteさん
サロンワークで得た経験を元に、ほんわり優しく大人の方でもチャレンジしやすいデザインを中心にネイルチップを展開。
https://minne.com/@ramillet/

作品の世界観とリンクする空間

やさしい光がさしこむ素敵な作業部屋ですね。制作は、いつからここで行われているんですか?

ramilleteさん
念願叶ってエアコンを設置した2年前からこの部屋で作業を行なっています。作業机自体は7年ぐらい使用しています。


作業机の奥に見える壁には素敵なインテリアやアイテムが飾られていますね。

ramilleteさん
作業部屋自体はramilleteの世界観を崩さないよう、なるべくシンプルな空間を心がけていますが、このスペースには、気分を上げるためお気に入りのアイテムも並べています。好きなものはたくさん集めるよりじっくり選んで長く愛でるタイプです。

ファッションから生まれるネイルデザイン

作業効率やアイデアを生むため、なにか作業環境で工夫されていることはありますか?

ramilleteさん
オーダー頂いたデザインの確認がすぐにできるよう、チップは机の中にまとめて管理しています。そのほかにも机の引き出しには発送するときに必要な道具など、よく使うものを整頓しています。

ramilleteさん
アイデアは主にファッションから取り入れるので、ファッション雑誌は作品づくりに欠かせないもののひとつです。作家活動を始めたばかりの頃は、月に数冊買っては捻り出すという日々でしたが、今では本当に気に入った一冊を何度も見返してはデザインに落とし込んでいきます。

便利な道具は情報交換で知る

これは、作品づくりに欠かせない「スタメン」のような道具たちでしょうか。

ramilleteさん
そうですね。中でも紙パレットは昨年レッスンを受けたおかげでオリジナルカラーの調合が上達したので毎度使うようになりました。

ネイルチップというと細かい作業が多く道具や材料もたくさんありそうですね。

ramilleteさん
チップに限らず実際の爪に施術することもあって、気づけば10年愛用しているような道具もいくつもあります。ときには、新しいものを試しては失敗したり。ほかのネイリストさんと会うときは必ずどの道具を使っているか情報交換していて、試しに取り入れることを繰り返していますね。

まずは自分をご機嫌に

最後に制作環境で大切にしていることをおしえてください。

ramilleteさん
まずは音楽ですね。80年代のPOPやJAZZなどいろいろです。作業机に向かっていても、気分が乗らないときは陽当たりの良いリビングで作業することもあります。自分の思うデザインが完成しないときは、思い切って破棄!というのも大切です。

ramilleteさん
あとは、とにかくいつもご機嫌でいること!なので自分をご機嫌にしてくれる、作業に没頭できる空間が大切だなと思っています。

ramilleteさんの作業部屋には、自分をご機嫌にしてくれるものがたくさん散りばめられているんですね。

ramilleteさん
そうなんです。ここの窓から見える景色もそのひとつで。たくさんの緑と今の時期は紫陽花も見えてお気に入りの風景です。マンションの廊下なのでお隣さんが通ると目が合っちゃいますが(笑)。カーテンにしているのは布好きな母が持っていた20年以上前の1枚生地。時代を感じるのが好きなので、タグはあえて切らずにそのまま使っています。


取材・文/中村瑛美里


 

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