「あの作品」ヒストリー vol.12 LEO THE CAT.さんの、うちの子♡アクセサリー

もう7年以上前になるのですが、愛猫のLEOくんといっしょに暮らすようになり、首ったけになりまして。お買いものに行くと必ず猫雑貨に目がいくようになりました。ただ、当時は「これ！」といったものを見つけることができませんでした。

ちょうど勤めていた会社を体調不良でお休みしていたこともあり、時間はたくさんあったので「無いならつくろう」と、自分でいろいろつくってみたんです。

仕事で「Photoshop（フォトショップ）」をよく使っていたので、写真を使ってなにかできないかと試行錯誤し、今の原型ができました。

LEOくんでつくったアイテムはとってもかわいくて、「やっぱりうちの子がモデルになったものは最強にかわいい」と親バカが炸裂。壊れてほしくないので、永く持てるよう強度も追求しました（笑）。

SNSに投稿すると、「うちの子でもつくってほしい」などのうれしいお声をたくさんいただきましたので、“うちの子”を溺愛している方に身につけていただきたいという想いから「うちの子♡アクセサリー」を販売してみようと思い立ちました。

猫好きの方に共感いただけるような、「猫あるある」を取り入れれるようにしています。

たとえば、「うちの子が見た。ピアス」は、視線を感じるなと思ったら離れたとこからじーっと覗いている様子をイメージしていたり、「ぷら～んにゃんこさま」のピアスやピンは、抱っこしたときのなんとも言えない脱力感を表現。チャームのオプションにはみなさんが大好きな「マズル（鼻先から口もと）」をぷっくりとさせる加工をつけるなど、猫好きの痒いところに手が届くようなデザインを心がけています。

当初は女性向けのアクセサリーをメインにつくってきたのですが、男性の猫好きの方からもちらほらお問い合わせをいただくようになり、男性にも身につけていただきやすいチャームやネクタイピン、ラペルピンなどもつくるようになりました。作品のバリエーションが増えるにつれ、よりたくさんのお客さまにたのしんでいただく機会が増えたように感じます。

中には悲しいお別れをご経験された方からのご注文もあります。

いちばんのお気に入りのお写真で、いつでも一緒にいられるようにとアクセサリーをご注文いただいたお客さまからは、
「悲しい気持ちでいっぱいでしたが、そばにいてくれるような気持ちになって元気になれました。幸せを運ぶ素敵なお仕事ですね」というお言葉をいただきました。

「自分がほしいから、うちの子がかわいいから」でスタートしたものづくりが、こんなにも喜んでいただけたことは、自分にとってもかけがえのない喜びとなりました。いただいたメッセージは大切に保存しています。

猫好きのみなさまの「こんなのほしかった！」を具現化できてお届けできる、大切な一点もの。
愛猫の写真をお送りいただき、オーダーに沿ってつくるのですが、どの子もとっても個性的で、ご要望も毎回違います。変化があってとても刺激的なものづくりです。

まだまだ油断のできない自粛生活が続いていますので、みなさんがおうちでたのしむことができ、テンションが上がりそうな「うちの子シリーズ」を充実させていきたいと考えています。

刺繍ミシンもGETしたので、うちの子の写真データを使ってなにかできないかなと日々考えていますが、やりたいことや、つくりたいものがたくさんありすぎて収集がついていない状況です（笑）。早めに具現化できるように頑張ります。

また、最近パグのぼん太が家族になりました。
屋号を『BON THE DOG.』とし、パグの偏愛アクセサリーをつくろうかと準備をしています。チャームには「パグのタフタフ＆シワぷっくり加工」などを予定。これからもあいかわらず偏った愛情から、ものづくりにつなげていきたいと思います。