特集

あの人の作業机 vol.8 キャンドル作家・comfortさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、インテリアにもぴったりなキャンドルを手がけるcomfortさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

comfort
カラフルでロマンチックなデザインのキャンドルを手がける。作家名の「comfort(コンフォート)」はフランス語で癒しという意味。
https://minne.com/@comfort0528

まわりの空気も清潔に

たくさんのキャンドルに囲まれたお部屋ですね。いつからこのお部屋を使われていますか?

comfort
この部屋は約4年前から使っています。部屋の真ん中にある机は、キャンドル制作を始めるとき木製の味わいが気に入って買ったもので、それからずっと色付け作業台として使っています。

窓際の机では蝋(ロウ)を溶かしているんですね。

comfort
そうなんです。溶かした蝋を流し固めるときには、まわりの空気も一緒に入り込むと思うので、作業台を常に清潔に保つように心がけています。

リラックスできるドリンクが制作のお供

ここは、お気に入りのアイテムを集めたコーナーでしょうか。

comfort
そうなんです。壁にはわたしの好きな絵やポストカードを飾り、花瓶には季節のお花を生けています。緑があるととても癒されるし、好きなものを置くと気分も高まって制作が捗ります。
 

わたしも執筆を行うデスクの上にお花やキャンドルなどを置いて気分を高めているので、とっても共感できます。

ものづくりのアイデアを考えたりしていて何か行き詰まったとき、どのように解消されているんですか?

comfort
新作を考えるときはリラックスするとアイデアが浮かびやすいので、必ず飲みものを用意します。紅茶やハーブティーなどその日の気分で選んでいます。作業の息抜きにもなるのでティータイムは欠かせませんね。

 

一緒にラジオも聞かれるんですね。

comfort
はい。長時間座って作業しているとどうしても集中力がなくなってきてしまうので好きな音楽やラジオを聴き、たのしみながらつくることを大切にしています。

制作に欠かせない、アクリルガッシュとホウロウ

作業スペースの整理術など、何かこだわってることはありますか。

comfort
作業部屋がそんなに広くないので、ラックに必要なものを収納してすぐに取り出したり、戻したりできるようにしています。

comfortさんのキャンドルは、カラフルでロマンチックなデザインが大きな魅力ですよね。絵付けは何を使用されているんですか。

comfort
キャンドルの絵付けには作家活動をはじめてからずっとターナーの「アクリルガナッシュ」を使用しています。キャンドルに塗っても剥がれにくく、自分で好きな色をつくることができるので、とても重宝しています。

棚には同じデザインのホウロウがたくさん!

comfort
このホウロウは蝋を溶かすときに使用しているのですが、ホウロウを専門に手がける、「野田琺瑯(のだほうろう)」さんのものだけを選んで使っています。見た目も可愛く、注ぎ口もあるので使い勝手がとても良いんです。ほかは、どの道具もホームセンターなどですぐ手に入るものが多いのですが、ホウロウは特にこだわって選んでいるアイテムですね。

 

そんなcomfortさんはただいま開催中の「minne×The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」にもご参加いただいています。

comfortさんの作品は、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」からインスピレーションを得た、迫力ある波しぶきの上に輝き浮かぶ、月や星が美しいデザインです。
プレゼント企画も実施中ですので、ぜひ特設ページでぜひ詳細をご覧ください。

特設ページはこちら

 

取材・文/中村瑛美里

 

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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