特集

【季節のリース】食卓でたのしむ「フレッシュリース」のつくり方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグのつくり方をおしえていただく連載です。今回は、爽やかにテーブルを飾ってくれる「フレッシュリース」をご紹介。LEDライトを灯せば、素敵なインテリアに。

日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんにおしえていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

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こんにちは、日比谷花壇の西澤です。

暑い夏は、お部屋にお花を飾ってもすぐに傷んでしまう、と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
これからの時期、わたしのおすすめは比較的丈夫で長持ちしやすい“葉もの”をたのしむこと。みずみずしいグリーンの葉は、じめじめとした暑さを吹き飛ばし、爽やかさを運んでくれます。

花瓶に活けるのも素敵ですが、今回は、アレンジしたグリーンを食器に合わせ、「テーブルフラワー」としてたのしんでみましょう。いつもの食卓で、リゾート地を訪れているかのような気分を味わうことができます。

メインで使う植物は、つる性のもの。茎が柔らかくて曲げやすいため、リースづくりにはとても向いています。花屋さんで買わなくても、庭に生えているアイビー、ハツユキカズラ、クレマチス、つる日日草、ハートカズラ、なども使えますよ。

ミントやローズマリー、タイムなどハーブを加えると香りも一緒にたのしむことができるので、おすすめです。今回は、小さな白い花がかわいいコリアンダーを入れようと思います。

それでは、つくっていきましょう。

用意するもの

・つる性の植物(今回は、トキワイチゴ、コロニラバリエガータ、利休草、コリアンダーを使用)
・スープ皿(今回は、ワイド23cmの楕円形カレー皿を用意しました)
・ワイヤー 150~200cm(花をまとめて固定できるように太めのワイヤーがおすすめです)
・花バサミ

STEP1 ワイヤーを丸め、花留めをつくる

お皿の内側に収まる大きさに、ワイヤーをぐるぐると丸めて花留をつくります。真ん中はすこしスペースをあけ、高低差をつけるようにすると立体的なリースに仕上がりますよ。

お好みのフォルムに丸めたら、お皿の上に置き、水を注ぎます。

STEP2 ワイヤーに葉を絡める

大きい葉から順にワイヤーに絡めていきます。器の縁に添うように、固く真っ直ぐな茎は折れないように注意して曲げましょう。これを“ためる”と言います。

ためたい部分の茎に親指を添えながら、少しずつ力を加えて曲げていきます。一気にためようとすると折れてしまうことがあるので、様子を見ながら力加減を調整しましょう。難しいかもしれませんが、その後のアレンジがしやすくなるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

水に浸かる部分の葉を取り除き、茎を花バサミで斜めにカットし、アレンジしていきます。カットした茎の先端が水に浸かっていることを確認してから、ワイヤーに葉を絡めましょう。他の葉ものも、お好みでバランスよく配置してください。

STEP3 全体のかたちを整える

動きのあるもの、小さいものは最後にポイントになるように入れるといいです。

全体のバランスを見て、形を整えたら完成です。

夏は水が腐りやすいので、こまめに水替えをして、ときどき上から霧吹きをかけることをおすすめします。直射日光は避けて、なるべく涼しい場所に置くようにしましょう。

光と一緒にたのしむ

リースの中央に、小さいガラスの器に入れたLEDキャンドルを飾れば、また違った表情をたのしむことができます。いつもの食卓、空間を素敵に演出してくれますよ。ぜひリースと光の組み合わせも取り入れてみてはいかがでしょうか。

日比谷花壇では、「夏の花ギフト特集」を展開中です。
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編集 / 西巻香織

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