特集

あの人の作業机 vol.9 アクセサリー作家・つばめ屋さん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、ノスタルジックなデザインのアクセサリーを手がけるつばめ屋さんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

つばめ屋
儚く切ない感情を閉じ込めた、ノスタルジックなデザインのアクセサリーを手がける。
https://minne.com/@tsubameya

収納力もあるドレッサーが作業机に

この作業部屋はいつごろから使われているんですか?

つばめ屋
制作活動を始めた6年前から使用していますね。作業机は、リサイクルショップで見つけたもので、実はドレッサーなんです。

ドレッサー…どこかに鏡がついているんでしょうか。

つばめ屋
そうなんです。天板を開けると収納スペースがあって、仕切り付きのケースを使って細々としたアクセサリーパーツを保管しているんですが、その天板の裏がちょうど鏡になっているんですよ。必要なときに必要な分だけ取り出して、作業スペースに物が溢れないようにしています。
 

収納力も抜群なんですね!必要なものを、その場ですぐに取り出せるのもいいですね。

つばめ屋
ワンルームの小さな部屋の一部を作業スペースにしているので、あまり大きな机は置けなくて…。コンパクトながらもしっかり収納できるお気に入りの作業机です。

見るたびに癒されるお気に入りスペース

作業部屋で特にお気に入りのスポットはありますか?

つばめ屋
作業机横の観葉植物を置いている場所がお気に入りです。普段は緑の多い近所の公園に散歩に行って気分転換をしているのですが、部屋にも緑が欲しいなと思い、今年に入ってから飾り始めました。毎日すこしずつ成長していく様子を見るのが、最近のたのしみになっています。

植物以外にもキャンドルや一輪差しなどの雑貨も飾ってありますね。

つばめ屋
ここに飾っているのは、出展したイベントで、ほかの作家さんから購入したお気に入りのハンドメイド作品です。見るたびに癒される大好きなスペースなんです。

その下にはレジンなど制作に必要な道具たちが綺麗に収納されていますね。

つばめ屋
使いたいものをすぐ使えるように、椅子に座っていても手の届く場所に使用頻度が高い材料や道具をまとめて保管しています。

レジンや樹脂粘土で形成・着色してつくられています。

このアクリルケースに入っているのは制作途中のものですか?

つばめ屋
そうです。作業工程が違う作品を同時進行でいくつもつくっているので、作業途中のものは作品ごとにクリアケースに分けて入れて保管しています。積み重ねて収納できて、使いたいときにパッと取り出せるので便利です。

道具は最小限のものを

制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?

つばめ屋
アクセサリーパーツや制作に使う材料だけでも保管にスペースを使ってしまうので道具はあまり増やさないよう、必要最低限のものを使って制作しています。新しく道具を買うときは長く使えそうなものを慎重に選んでいますね。

作品を通して日常に“たのしい”をプラスできたら

最後に作品制作で大切にしていることをおしえてください。

つばめ屋
まずは自分がたのしく制作すること、そして、作品を手に取ってくださる方のことを考えて制作することでしょうか。基本的には、自分がつくりたい!と思ったものだけをつくるようにしているので、自分の「好き」を詰め込んだアクセサリーではあるんですが、それをひとつひとつ心を込めて制作することで、身につけていただくみなさんの日常に、すこしでも「たのしい、嬉しい」をプラスできたらー。そんな気持ちで、この机に向かって作業を続ける日々ですね。

 

取材・文/中村瑛美里

 

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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