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【季節のスワッグ】パンパスグラスをポイントに「ボーホースタイルのスワッグ」のつくり方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグのつくり方をおしえていただく連載です。今回は、秋らしいパンパスグラスにワイルドフラワーを合わせた、「ボーホースタイルのスワッグ」をご紹介します。

日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんにおしえていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

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こんにちは、日比谷花壇の西澤です。

ここ数年、秋のウエディングシーンで人気の「パンパスグラス」をご存知ですか。
ススキに似たイネ科の大型の植物で、大きなふわふわの穂は、ナチュラル、アンティークな雰囲気もつくりやすく秋におすすめの花材です。

初秋は生花として、10月頃からはドライフラワーが出回ります。切り花で1mほどにもなるので存在感があり、大きな枝ものを飾るのと同じように、1~2本飾るだけでお部屋の雰囲気が変わりますよ。

今回は、そんなドライフラワーのパンパスグラスとオーストラリアなど南半球が原産のワイルドフラワーを合わせた、秋にぴったりの「ボーホースタイルのスワッグ」をつくってみましょう。

右から順に、パンパスグラス、ミレット、ドライアンドラ、バンクシア、グレビレア アイバンホー

用意するもの


・パンパスグラス 1〜2本
・ミレット 3本
・ワイルドフラワー(ドライアンドラ 2本、バンクシア 2本、グレビレア アイバンホー 1本)
・輪ゴム 1本
・リボン お好みの長さで
・ラフィア 1本
・花バサミ

STEP1 花の下準備をする

花バサミを使い、仕上がりのサイズが60cmくらいの大きなスワッグになることをイメージしながら、花の下処理をします。

パンパスグラスは茎が長すぎると作業しづらいので、茎を30cmほど残してカットします。

穂の長さが60cm以上にもなる大型のパンパスグラスの場合は、2つのパーツに分けて使います(それほど長くない場合は、そのままで大丈夫です)。

カットするときは、穂を避けて中の茎だけを切りましょう。さらに持ち手をつくるため、下から10cmくらいは穂を取り除きます。

ミレットは、50〜60cmくらいのパーツに切り分けます。

ワイルドフラワーは、持ち手より下になる葉を取り除きます。グレビレア アイバンホーが長く大きな場合は、2つのパーツに切り分けましょう。グレビレア アイバンホーは取り除いた葉も使いますので、残しておいてください。

STEP2 花を束ねる

スワッグにしたとき、細い、長い、動きのあるものは先端に、面積の大きいものは持ち手
近くに配置するとバランスよくまとまります。

まずは、ベースとなるパンパスグラスを持ちます。左側にふわっと配置したいので、2パーツを段々になるように重ねます。次に、右側にグレビレア アイバンホーを配置します。

ミレット3本を、穂が重ならないようにグレビレア アイバンホーの上に段々に配置します。

さらにその上に、残りのワイルドフラワーも段々に重ねて配置します。いちばん手もとに近い1輪は、スワッグの中央にくるように配置しましょう。

最後に、グレビレア アイバンホーの葉を手元に重ねます。ジョイント点(接合部分)を輪ゴムでしっかりと留めます。輪ゴムはリボンで隠したいので、なるべく上に巻き付け、巻き始め、巻き終わりともにしっかりした太めの茎に絡めてください。ジョイント点から10㎝くらいのところで、茎を揃えてカットします。

STEP3 リボンを結ぶ

ラフィアでスワッグを壁に掛けるための輪っかをつくります。簡単でおすすめなのは二重止め結びです。結び目がスワッグの裏側にくるようにし、ジョイント点にしっかりと結びます。ラフィアは霧吹きなどで湿らせておくと、ギュッと締めやすくなりますよ。

リボンを結びます。リボンは、パンパスグラスの雰囲気に合わせて、サテンなど光沢のある素材より、コットンなど、ナチュラル感のある素材がおすすめです。リボンを結び終えたら、完成です。


壁に飾るだけで、空間を秋らしいムードを演出してくれる「ボーホースタイルのスワッグ」。ボリューム感があるのでシンプルなお部屋のアクセントにもおすすめです。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

日比谷花壇では、毎月たのしむ「お花のある暮らし」を展開中です。

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編集 / 西巻香織

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