おでかけ

【期間限定】「あまみハンドメイド大賞」受賞作品を特別展示します

「第4回 あまみハンドメイド大賞」の受賞作品を、期間限定でminne LAB 世田谷にて特別展示します。奄美の自然や素材を活かした作品はどれも工夫やこだわりがいっぱい。今回は、そんな受賞作品たちと受賞にまつわるエピソードを合わせてお届けします。

「あまみハンドメイド大賞」とは

自然豊かな「奄美」のハンドメイド界を盛り上げ、作り手の皆さんの作家活動の飛躍を目的として、鹿児島県奄美市と株式会社しーまが共催で2017年から開催されている、コンテスト「あまみハンドメイド大賞」。

2020年2月、奄美市にて第4回目となる「あまみハンドメイド大賞」が開催されました。
毎年奄美群島在住の、たくさんの作家さんが参加されるイベントで、minneもその審査をはじめ、お手伝いをさせていただいています。

審査の基準となる大事なポイントは、「奄美の自然、豊かさ、時間を表現した作品であること」、「オリジナルのハンドメイド作品であること」この2点のみ。

今年も、自然に囲まれた奄美ならではの作品がたくさん集まり、その中から議論を重ね合計6つの賞が決定しました。
どれもとても素敵な作品なので、ひとつずつご紹介させてください。

受賞作品を発表

大賞

すべての応募作品の中で、最も優秀な作品に贈られる賞です。

西 奈美さん「生命あふれる島、奄美 〜アマミノクロウサギ編〜」

奄美に自生する木の実や大島紬のハギレや糸をふんだんに使ってつくられた作品。
藍染めとテーチギの手染めの紬やススキでつくった「アマミノクロウサギ」、切り絵の「リュウキュウアサギマダラ」など、細部にまでこだわりが詰まった大作に審査員一同から感嘆の声があがりました。
目を惹くデザインだけでなく、作品全体から奄美大島の生命力が感じられることが評価され、見事、大賞受賞となりました。

受賞のスピーチでは、
「奄美に自生する木の実、紬の余り糸やハギレが、新しい命を宿し、末永く一緒にいられるようにと願いを込めた生命の作品です。作品を通して、奄美の豊かな自然や文化の素晴らしさを伝えられるようになりたい、という想いと感謝を込めながら制作しました」
と込められた熱い想いや今後の活動について語ってくださいました。

西 奈美さんのギャラリー「島ハーブ屋かみつれ」
 

優秀賞

「大賞」に次いで、作品の技術力や独創性が素晴らしい作品に贈られる賞です。

俵 幸子さん「マコモ葉と水晶、金箔のアクセサリー」


※minne LAB 世田谷ではパネル写真での展示となります。

奄美龍郷町秋名の“マコモ葉”を、水晶と金箔とともにレジンで閉じ込めたアクセサリー。
その繊細なデザイン、そして奄美の自然の魅力がたっぷりと詰まった様子に「パワーをもらえそう」「大切な誰かに贈りたくなる」という声が多くあがりました。
 

minne賞

minneより贈られる賞です。

濱畑 智美さん「奄美のリース」


「さりげなく身近にある奄美の自然の豊さを感じられたら」という想いから、奄美の植物を使ってつくられたリース。
「普段見慣れたはずの植物が、こんなにも素敵なリースになるなんて」と多くの審査員からおどろきの声が上がりました。
奄美の日常にある美しい自然がひとつのリースにぎゅっと凝縮されている点が高く評価されました。

濱畑 智美さんのギャラリー「ARUGAMAMA WREATH」
 

しーま賞・オーディエンス賞

奄美市のメディアサイトを運営する「しーま」さんより贈られる「しーま賞」、当日会場にいらっしゃったみなさんの投票により決定する「オーディエンス賞」は、今回、同作品のダブル受賞となりました。

久保 智子さん「ふたりでおでかけ」

※minne LAB 世田谷ではパネル写真での展示となります。

「男性も女性も使えるがま口をつくりたい」という想いから大島紬を使ってデザインされたペアで使えるがま口バッグ。
作品に込められた想いとその完成度の高さに加え、こだわりのディスプレイも審査員と会場のみなさんの目を奪うものとなりました。

久保 智子さんのギャラリー「BLANCHE」
 

大島紬賞

大島紬の新たな可能性を感じられる作品に贈られる賞です。今回は3作品が選ばれました。

渡 利恵子さん「大島紬糸の網代織り - 多目的織布と札入れ -」

数本の大島紬を組み合わせてつくられたストールと札入れ。
色違いの糸を使用したことによる美しい色合いや、絹糸の光沢がとても魅力的な作品です。織りの丁寧さ、その斬新な大島紬の活用方法がとても高く評価されました。

渡川口 美喜枝さん「大島紬と自然織り」と「大島紬と植物(シュロガヤツリ)のベスト」



染色した大島紬の“余り糸”と、奄美に自生している植物を加工してつくられた作品たち。
奄美の自然を身近に感じることができ、新しい大島紬の可能性と魅力を引き出している点が、審査員一同から高く評価され、応募された作品のダブル受賞となりました。
 

島ギフト賞

奄美のお土産にぴったりな作品に贈られる賞です。

與 優華さん「身にまとう」

島みかんの葉で染められた、きれいな色味のアクセサリーセット。紬の糸でつくられた紬玉との組み合わせは奄美大島への溢れる愛が感じられ、プレゼントやお土産にぴったりという声がたくさん寄せられました。

與 優華さんのギャラリー「奄美大島紬糸アクセサリー」

ハンドメイドマーケットも同時開催

さらに、授賞式当日は「第4回あまみハンドメイドマーケット」も開催されました。

会場では、奄美のパンやジャムが集まった「パンマルシェ」、また地元の食べもの作家さんによるおいしい食べものの販売や、“創る人をつくる”をテーマにしたワークショップを開催。

「島」にこだわり、さまざまな角度からの情報の発信をおこなう株式会社しーまさんは、「ものづくりの応援」として奄美市から依頼を受け、これまでも新たな作り手を発掘・応援する「ハンドメイド講座」を開催してこられました。
今回の「あまみハンドメイドマーケット」も、奄美市と株式会社しーまさんの共催イベント。販売もワークショップも、たくさんの人で大賑わいでした。

トークイベントも開催され、minne事業部部長・新井とminne作家活動アドバイザーの和田が登壇。
株式会社しーまさんの司会のもと、「あまみハンドメイド大賞」の審査会の裏話や、奄美大島と今後のものづくりについてお話をさせていただきました。

島で活躍される作家さんと素晴らしい作品に加え、多くのご来場者のみなさんのおかげで素敵なイベントとなりました。

奄美のみなさま、今年度も本当にありがとうございました!

今回受賞が決定された作家のみなさん、改めまして本当におめでとうございました。
大賞の西さんに贈られたトロフィーも、島に在住するクリエイターの方によるハンドメイドです。
この賞が、新しい出会いや挑戦のきっかけとなりますように…。

実物を見にきませんか

minne LAB 世田谷では、今回ご紹介した「第4回 あまみハンドメイド大賞 」の受賞作品を2020年11月14日〜11月27日(月・火を除く)までの期間限定で展示します。

この機会にぜひ、実物を見に足を運んでいただけるとうれしいです。

minne LAB 世田谷
場所:〒154-0001 東京都世田谷区池尻 2-4-5IID世田谷ものづくり学校1階112号室​
お問い合わせ:lab.setagaya@minne.com
営業時間:11:00~18:00 (13:00~14:00は休憩のためclose)

※作品展示の様子をインスタライブにてご紹介予定です。ぜひご覧ください。
配信予定: 2020年11月22日(日)10:40~11:30
https://www.instagram.com/minne_lab

過去4回の開催については、こちらから

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