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【季節のスワッグ】松の美しさをたのしむ「お正月スワッグ」のつくり方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグのつくり方をおしえていただく連載です。今回は、2種の“松”をメインに、ワンポイントで“松かさ”をプラスしてつくる、お正月飾りにぴったりなスワッグをご紹介します。

日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんにおしえていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

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常緑樹の松は、1年中青々とした葉を茂らせ、「永遠の命」「不老不死」の象徴として縁起が良い植物とされ、古くからお正月飾りに使われてきました。

今回はそんな「松」を使ったお正月にぴったりなスワッグのつくり方をご紹介します。

力強く枝を伸ばす姿や、爽やかな香り、松そのものの美しさも感じながら、いっしょにつくっていきましょう。

用意するもの

・松 2~3本(今回は、扇松1本、蛇の目松1本を用意しました)
・ドライフラワー粟 3本
・松かさ 2個
・金銀水引 各色20本くらい
・ワイヤー#24 2本
・ラフィア 1本
・輪ゴム 6~8個
・花バサミ

STEP1 下準備をする

松かさをワイヤリングします。
ワイヤーが半分くらいになるようにUの字をつくり、松かさのカサに引っ掛け、根元で2〜3回ねじります。
ワイヤーの足はねじって1本にまとめ、長めに残しておきましょう。

水引は、ぐるんと一重の輪をつくり、U字にしたワイヤーでしっかりと根元をねじり留めます。こちらもワイヤーの足はねじって1本にまとめ、長く残しておいてください。

松の枝は太く、ひとつに束ねて結うのは大変です。あらかじめ輪ゴムを2本まとめ、それをさらに連結させて「結束用」の長い輪ゴムをつくっておくといいですよ。

STEP2 それぞれを束ねる

松を手に持ち、スワッグの仕上がりのサイズが50~60㎝くらいになることをイメージして、長めの枝はカットしてください。蛇の目松のように、枝分かれが多い場合は、長めの枝をカットします。

ちなみに、松は枝に“松ヤニ”と呼ばれる樹脂が付いているので、気になる場合は手袋をして作業することをおすすめします。

用意した松の中で、いちばん長く、立派な枝ぶりのものをメインにして、他の松を段々になるように重ねていきます。

持ち手部分を、長く連結させた輪ゴムでしっかりと結束します。枝が長すぎる場合は結束したところから10㎝ほどを残してカットします。

松の上に、粟を3本を重ねます。粟の穂は内側を向くように、段々になるように配置しましょう。
さらに、水引、松かさを重ねていきますが、持っているのが大変な場合は、その都度、輪ゴムを巻いて結束していくと左手も自由になり、作業がしやすくなります。


水引と松かさを重ねて持ち、ワイヤーの上からさらに輪ゴムをしっかりと巻いて結束します。

STEP3 ラフィアを結ぶ

ラフィアで吊り下げ用の輪っかをつくります。二重止め結びが簡単でおすすめです。

結び目がスワッグの裏側にくるように、ジョイント点にしっかりと結んだら、輪ゴムを隠すようにラフィアを巻き、蝶結びをします。
ラフィアは霧吹きなどで湿らせておくと、ぎゅっと締めやすくなりますよ。

形を整えたら、完成です。

今回は、松を引き立たせるためにシンプルな飾り付けにしましたが、水引の色を変えたり、南天などの赤い実を加えると華やかな印象に仕上がります。
手作りのお正月スワッグで、清々しい気分で新年を迎えてみてはいかがでしょうか。

日比谷花壇では、「お正月ギフト特集」を展開中です。

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編集 / 西巻香織

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