老舗の醤油屋さんがつくる「ぽん酢」が届きました
瀬戸内海に浮かぶ広島県江田島の老舗醤油屋「濵口醤油」さんから、ぽん酢が届きました。
江戸時代から170年以上、素材の味にこだわった醤油づくりを行ってきた濵口醤油さん。
看板商品の「玉萬寿(たまます)醤油」は、人気のラーメン店や飲食店でも使われているそう。
今回ご紹介するぽん酢は、玉萬寿醤油に「柚子」「すだち」「橙」の3種類の国産柑橘がブレンドされ、まろやかな酸味とやさしい味わいが特徴です。
さらに鹿児島県枕崎産の厚削りカツオが漬け込んであるので、深みのある旨味も感じられます。
化学調味料不使用で、おいしいだけでなく安心して食べられるのもうれしいポイント。
口に入れるとすぐに醤油のコクと旨味が感じられ、他の食材と合わせても、ぽん酢の味がボヤけることなくしっかりと伝わってきます。
酸味の強いぽん酢が苦手、という方にもおすすめです。
これからの季節は鍋のつけだれにもいいですが、今回は、ぽん酢を使って「牡蠣と野菜のオイル蒸し」をつくりましょう。
ぽん酢そのもののおいしさを活かすため、味付けはぽん酢のみ!おいしく簡単につくれるレシピをご紹介します。
冬の食材をぽん酢で味わう
「牡蠣と野菜のオイル蒸し」
・小松菜 2束
・ニンニク 1片
・生姜 1片
・オリーブオイル 大さじ1
・酒 50ml程度
・ぽん酢 大さじ1
・大根おろし 大根1/4本分
・万能ネギ 適量
・片栗粉 大さじ3~4
1、牡蠣の下処理をします。牡蠣をボウルに入れ、片栗粉を大さじ1程度加えてなじませます。
牡蠣が半分浸かるくらいに水を入れ、よくもみ洗いします。牡蠣は身がやわらかくつぶれやすいので、力は入れずにやさしく洗うことがポイントです。
特にヒダの部分は汚れが残っているので念入りに洗いましょう。
汚れが片栗粉に移り黒くなったら、たっぷりの水ですすぎます。何回か繰り返すと汚れが落ちるので、3~4回を目安に繰り返します。
キッチンペーパーなどで、水気を拭き取ります。
2、ニンニク、生姜をみじん切りにします。小松菜は5cmに切ります。
フライパンにニンニク、生姜、オリーブオイルを加え、弱火で香りが立つまで加熱します。
3、牡蠣、酒を加えて蓋をし、中火で5分蒸し焼きにします。
4、蓋を外して小松菜、ぽん酢を加え、小松菜がしんなりするまで炒めます。
5、器に盛り付け、水気を切った大根おろし、万能ネギを散らして完成です。
牡蠣のクリーミーな味わいにぽん酢がよく合い、ご飯にもお酒にもぴったりの1品に。
今回は、ぽん酢の味をとことん堪能したかったので、大根おろしにもぽん酢をかけました。
味付けがぽん酢のみでも、醤油の塩味に加え、柑橘果汁の甘味・酸味が詰まっているので、味わいに深みが出ます。
オイル蒸しにすることで牡蠣もふっくらと仕上がり、食べ応え抜群です。
また、ぽん酢は、煮物をつくるときの隠し味(小さじ1程度)としてもおすすめです。すっきりした味に仕上がりますよ。
ドレッシングにも注目
濱口醤油さんは、ぽん酢のほかにドレッシングもつくっています。
醤油ベースに炒いりこ、すりごま、ガーリックパウダーが入っているのでガツンと旨味がありつつも、後味で柑橘の甘さが広がり…こちらも相当おいしいです!
サラダをはじめ、肉や魚のソースとして添えても◎。
おなじみの調味料でも、こだわりのものを食卓に取り入れるだけで料理のバリエーションが広がります。
これからの季節、鍋などでポン酢やドレッシングを使うことはもちろん、味変として食べ比べしてもたのしそうですね。
そのまま食べてもおいしい、料理にも使える万能調味料のぽん酢!
ぜひお試しくださいね。
濵口醤油は、看板商品である「玉萬寿醤油」の名前の由来にもなった「玉のように意志を堅くして萬寿萬寿(ますます)励め」という家訓の通り、代々受け継がれてきた伝統を大切にしながらも時代に合わせて試行錯誤しながら良い醤油づくりを追求しています。「おいしい料理で心があたたまる食卓をつくるお手伝いをする」という想いでつくる醤油は、今日も全国の食卓を彩っています。