作り手は、Cinematic Forestさん
Cinematic Forest
物語が思い浮かぶような「映画的な表現」をすることを目標に、木や陶器の作品を制作。
https://minne.com/@cinemaforest
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Cinematic Forestが生まれるまで
ものづくりの原点をうかがうと「小学生のころから手を動かすことがたのしくて仕方なかったんです」とCinematic Forestさん。その中でも特に卓上糸ノコを使った授業が印象に残っているといいます。
コノハズクの木製ブローチやクマが球体で遊ぶ木製ブローチなど、組み合わせて使ってもたのしいブローチたち。
Cinematic Forest
「糸ノコがたのしかった」なんていう小学生のころの記憶はとうの昔に忘れていたある日のこと。たまたまネットでレーザーカッターが紹介されているのを見て、突然その記憶が蘇ってきたんです。「また木を切ってみたい」という衝動に駆られ、個人用レーザーカッターを購入しました。
Cinematic Forest
使ってみると、機器の設定が少々面倒なのですが、まさにわたしがやりたかったことにぴったりはまり、童心に返ったような気持ちになりました。それから作品づくりがスタート。
ちなみに、現在は個人用のレーザーカッターでは馬力が物足りなくなったため、ホームセンターの業務用レーザーカッターで制作しています。
ちなみに、現在は個人用のレーザーカッターでは馬力が物足りなくなったため、ホームセンターの業務用レーザーカッターで制作しています。
作品から“あたたかみ”を感じる秘密
あたたかみ溢れるどうぶつモチーフが魅力的なCinematic Forestさんの作品。
「映画を“総合格闘技”と例える人がいます。音楽、脚本、芝居、カメラワーク、小道具…。そのどれもがひとつの物語を紡いでいく材料です。そんな“映画的な作品”を表現したいと思っています」というように、作品を眺めているとそれぞれのどうぶつたちの物語が頭の中にふわっと浮かんでくるようです。
Cinematic Forest
手描きのデッサンをもとに、すべてのカットラインをラフな線に仕上げているのがこだわりです。1点1点手作業で切断する糸ノコと違って、均一で無機質になりがちなレーザーカッターでの加工なので、こういった工夫を加えることが“あたたかみのある”作品に仕上げるためのポイントなんです。
そんなCinematic Forestさんの新作をご紹介します。
新作は、コノハズクの木製掛け時計
Cinematic Forest
とにかく形にしたいどうぶつがたくさんいます。ハリネズミ、ネコ、シロクマときて、今回はコノハズクをつくろうと思いました。この後も、制作待ちのどうぶつたちが行列をつくっている状態。将来的に、木製時計のどうぶつ園をつくりたい、と考えているんです(笑)。
Cinematic Forest
木材を重ねて立体的に表現することが大好きなので、コノハズクの特徴がよくわかる3層構造にしました。羽のパターンを何度も描いてみて、ふっくらとやわらかい印象になるように工夫しました。
最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。
ハチワレ猫の木製掛時計や、日本猫のマトリョーシカなど、Cinematic Forestさんの代表作がずらり。
Cinematic Forest
オリジナリティの高いデザインでリビングの主役になれる作品を目指して制作しています。ぜひギャラリーに遊びにきてください。
連載「新作おしえて」はSNS連動企画です。minne作家のみなさんは、TwitterまたはInstagramにて「#新作おしえて」「#minneとものづくりと」の2つのタグをつけ、新作画像と作品URLをつけてぜひご投稿ください。
文 / 堀田恵里香