特集

あの人の作業机 vol.23 どうぶつアクセサリー作家・SHIKKAさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、粘土でどうぶつをモチーフとしたアクセサリーを手がけるSHIKKAさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

SHIKKA
色のついた粘土を組み合わせて、どうぶつをモチーフとしたブローチなどのアクセサリーを制作。
https://minne.com/@shikka

すっきりと整理された作業机

いつから、この作業机を使われていますか?

SHIKKA
この机は4年ほど前から使用しています。コンパクトなサイズですがバタフライテーブルになっているので、見た目より広く使うことができます。机の高さもちょうど良く、とても気に入っています。

あたたかみのある素敵な机ですね。

SHIKKA
ありがとうございます。作業机そのものがお気に入りですが、特に気に入っているところは引き出しです。引き心地が好きです。中段の引き出しは制作の主役となる道具たちを入れているので、ここを開けるとやる気スイッチが入ります。

 

机の上はあまり物がなく、すっきりとした印象です。

SHIKKA
そうですね。制作をする机の上にはできるだけ物は置かず、広く作業スペースを取れるようにしています。制作に必要なものは取り出しや片付けがしやすいよう、引き出しや棚に整理しています。

SHIKKA
また、使用している粘土が埃が混ざりやすい性質をしているので、掃除をまめにして綺麗な部屋を保つこともとても大切にしていますね。

愛猫の表情や仕草がアイデアにつながる

 

ものづくりのためのお部屋や机の工夫があればおしえてください。

SHIKKA
工夫ではないのですが、アイデアが浮かびやすいという点で、制作中いつもわたしの足もとにいてくれる愛猫ここなの存在は大きいです。ここなのベッドは家の数カ所置いていますが、もちろん作業部屋にも。

 

ここなちゃんのおかげでどんなアイデアや新しい発想が生まれるのでしょうか。

SHIKKA
どうぶつをモチーフに作品づくりをしているので、ここなの愛くるしい表情や仕草はアイデアのきっかけとなることも多いです。そして疲れたときの癒し効果も絶大です(笑)。

日用品も立派な道具に


 
作業机にいつも置いている「スタメン」のようなアイテムはありますか?

SHIKKA
制作をする上で欠かせないスタメンアイテムは、つまようじとカッターです。SHIKKAの作品は絵の具は使用せずに、全て粘土の色と形で表現しています。そのため、目やヒゲなどの細かな部分の制作につまようじは欠かせません。
カッターは「切る」だけでなく、粘土ベラのようにも使用しています。安全面ではおすすめできませんが、自分なりの使い勝手を優先して、本体に入れずに刃だけで使用しています。

さまざまな種類の粘土や細かい道具などが必要なんですね。

SHIKKA
そうなんです。なので、アイデアスケッチ・粘土を使った形づくり・パーツの組み立て・梱包など、制作の過程ごとに必要なものをまとめて置くようにしています。

制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?

SHIKKA
思いついたものや気になったものを、まずは実際に使って試してみることが多いです。道具として販売されているものでなくても、どなたの家にもあるような日用品が制作する上で使い勝手が良く、お気に入りの道具として長く使用しているものもあります。

 

最後に作品制作で大切にしていることをおしえてください。

SHIKKA
丁寧につくること、どうぶつたちのぬくもりや柔らかさを表現することを大切にしています。どうぶつたちを見ていると「感動するほどかわいい!」と思うことがよくあります。どうぶつたちの魅力をSHIKKAらしく表現し、作品を手にしたお客さまに小さな幸せをお届けできるようなものづくりを心がけていきたいと思っています。


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取材・文/中村瑛美里
 
今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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