特集

【季節のリース】爽やかな香りもたのしめる「フレッシュハーブのリース」の作り方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグの作り方をおしえていただく連載です。今回は、じめじめとしがちなこの時期にぴったりな「ハーブのリース」の作り方をご紹介します。見た目に加え、香りでも爽やかさをたのしむことができますよ。

ハーブのリースの作り方


 
日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんにおしえていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

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今回は、初夏に移り変わるこの季節ならではの「フレッシュハーブのリース」を作りましょう。ハーブは、ラベンダーやローズマリーなど香りの良いものを使います。

ユーカリ、ローズマリーのグレイッシュグリーンの葉に、ラベンダー、ウイキョウの花を合わせ、花色を引き立たせるためにスターチスの紫色を少し加えた、夏らしい爽やかなリースです。
ラベンダーの香りには、リラックス効果や鎮静作用、ローズマリーには、記憶力、集中力を高める効果があるとも言われています。作っている間も、ハーブの良い香りに癒されますよ。

必要な材料と道具

左から順に、
・ウイキョウ 1本
・スターチス(紫)1本
・ユーカリ(クラドカリクス)1~2本
・ラベンダー 10~20本
・ローズマリー 5~6本
・リースベース 1個(今回は直径20cmを使用します)
・ワイヤー#26 約10本 (緑色の地巻きワイヤーが目立たず、おすすめです)
・ラフィアなど(ハンギング用です。お好みの長さでご用意ください)
・花ばさみ

STEP1 吊り下げ用の輪っかを付ける

ラフィアで吊り下げ用の輪っかを作ります。二重止め結びが簡単でおすすめです。

結び目がリースの裏側にくるようにリースベースに結びます。
ラフィアは霧吹きなどで湿らせておくと、ぎゅっと締めやすくなりますよ。

吊り下げ用の輪っかが完成しました。

STEP2 ハーブのパーツを作る

ユーカリ、ローズマリーを花ばさみで10~15cmくらいにカットして、2~4本くらいにまとめたパーツを作ります。

半分にカットしたワイヤーを茎の根本にかけ、キュッとねじります。
ワイヤーはリースベースに固定するために使うので、2本とも長いまま残しておいてください。
リースベースのサイズに合わせて、同様に7~10パーツ作ります。

STEP3 パーツをリースベースに固定する

先ほど長く残しておいた2本のワイヤーを使って、各パーツをリースベースにねじり止め、固定していきます。

葉の向きが時計まわりになるように配置していきましょう。

最後は、茎の束が見えないように茎を葉の下に隠します。

STEP4 スターチスを加える

花ばさみでスターチスを10cmくらいにカットします。
スターチスの花は細長いので、葉の流れに沿って配置し、ワイヤーでリースベースに茎を固定します。他の花よりも大きいので、葉の間から見え隠れするように配置するとバランスよくまとまりますよ。

STEP5 ラベンダー、ウイキョウを加える

花ばさみでラベンダーを花と葉に切り分けます。花は10~15cmくらいにカットしましょう。

花は葉の間からピョンピョンと飛び出るように配置するといいです。茎を葉の間に差し込み固定してください。うまく固定できない場合は、ワイヤーでリースベースに固定します。

ラベンダーは葉も香りがいいので、リースの背面に差し込みます。

ウイキョウは1本に何輪か花がついていますが、大きい花を使うと全体のアクセントになり、リースとして永く飾っても、形よくドライフラワーとなってたのしむことができるのでおすすめです。
花ばさみでカットし5~8パーツにしたら、ワイヤーでまとめます。

ウイキョウは「三角形」を意識し、3か所に配置します。
茎の先を葉の間に隠しながらワイヤーでリースベースに固定します。

全体のバランスを見て、形を整えて完成です。

風通しの良いところに飾れば、フレッシュな状態から徐々にドライフラワーになる様子がたのしめますよ。

また、ドライフラワーになっても、爽やかな香りは残るので永く癒してくれます。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

それでは、次回もおたのしみに。

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編集 / 西巻香織

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