あの人の作業机 vol.26 テキスタイルデザイナー・OUKA(おうか)さん

はい。2019年の春に中古の戸建てを購入し、リノベーションしてお庭に面した１階部分にアトリエを設けました。 主人と兼用で創作活動に使っています。 写真には写っていませんがミシンやアイロン台、裁断テーブルなども置いています。

アトリエには、季節を感じる花や植物を飾るようにしています。考え込んだときや、休憩中に、ふと花に目をやると心が豊かになりますし、ちょっとした話し相手にもなってくれます。ご近所に農家さんの直売所があるのでそこで季節の花をどっさり買ってくることが多いです。

壁を飾って、いつも好きなものに囲まれた状態にしておくことで気持ちを盛り上げています。ドライフラワーとか、紙袋がかわいかったので切り抜いて額に入れたものとか、息子が母の日に書いてくれた絵とか…。模様替えするのが大好きで、常にワクワクする状態にしていたいので、季節やそのときの気分によって飾り変えています。

蚤の市でひと目惚れして購入した、このソーイングボックスです。イギリスの1950～1960年代のもので、渋めの色と、足付きのデザインが気に入っています。

ソーイングボックスの中には針山や糸切りばさみなど、細々した裁縫道具を入れています。この針山はこぎん刺しで手づくりしたもの。色や柄、模様のあるものが好きなんです。

色鉛筆とスケッチブックです。子どものころからとにかく描くことが好きだったので、スケッチブックはもう何冊目かわからないほど使っています。「こんなイベントできたらたのしそうだなぁ」とか、「こんな柄おもしろいかも！？」など、思いついたイメージをすぐ描きとめています。

そうですね。作品は絵の具で仕上げることが多いですが、ざっとメモのようにイメージを描くときはすぐに描ける色鉛筆を愛用しています。

出会ったときのインスピレーションで選んでいます。絵の具やパレットや筆、紙など…気になったものはどんどん試します。最近はエネルギッシュな色が出るアクリル絵の具や大きめの筆が気に入っています。

人生を謳歌してほしいという想いを込めて作品づくりをしています。
目にした瞬間に気持ちが高揚して、手にすることでワクワクするようなテキスタイルアイテムを生み出し続けたいと思っています。

そうですね、まず自分が幸せでいて、笑顔でいることが大事だと考えています。
主人から「頭に花が咲いている」と言われるほどスーパーポジティブで楽天家なので、わたしはいつも幸せでパワーに溢れていますが、今は小さな子ども2人を育児中なので作家活動とバランスをとるのが難しく奮闘しています。でもどちらも目一杯たのしんでいます。
わたしの作品に出会ったお客さまの人生が少しでもたのしく彩り豊かなものになればとても嬉しいです。