特集

【季節のスワッグ】ビタミンカラーがポイント「夏のカラフルスワッグ」の作り方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグの作り方をおしえていただく連載です。今回は、色鮮やかな夏の花を束ねて仕上げる、「カラフルスワッグ」の作り方をご紹介します。

夏のカラフルスワッグの作り方


 
日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんにおしえていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

Instagramはこちら
プロフィール詳細はこちら

今回は、夏の花畑から摘み取ってきた草花をそのまま無造作に束ねたような、カラフルな夏の花のスワッグを作りましょう。

青紫色の「瑠璃玉アザミ」、オレンジ色の「紅花」、ピンク色の「スターチス」、黄色の「クラスペディア」、そして若草色の「ナズナ」と「アルケミラモリス」。何種類ものカラフルな花を組み合わせていますが、色のトーンを合わせて、小さめの花で揃えることで、全体にまとまりが生まれますよ。

それでは一緒に作っていきましょう。

必要な材料と道具

左から順に、
・スターチス 1本
・ナズナ 2〜3本
・瑠璃玉アザミ 1~2本
・アルケミラモリス 3本
・クラスぺディア 3本
・紅花 2〜3本
・輪ゴム 1本
・麻ひも
・リボン(お好みでご用意ください)
・花ばさみ

STEP1 花の下準備をする

仕上がりサイズが30cmくらいになるのをイメージして、花ばさみで花の下処理をします。
クラスペディアだけ、すこし長めに40~50cmくらいにカットしてください。

紅花、瑠璃玉アザミ、スターチス、ナズナ、アルケミラモリスは、茎を切り分け、余分な葉を取り除きます。

それぞれ茎を切り分けて、余分な葉を取り除いたところ。

STEP2 花を束ねる

作業しやすいように、下処理した花材を種類ごとに並べます。

野の草花を摘んできて、無造作に束ねたような仕上がりにしたいので、同じ種類の花が固まらないように、各素材をすこしずつ束ねていきます。
最初にナズナを持ち、瑠璃玉アザミ、紅花、クラスペディア、スターチス、アルケミラモリスと重ねていきましょう。

ナズナは他の花材より長めに、アルケミラモリスはふわっと広がるようなイメージで束ねていきます。

それぞれ、段々になるように意識して重ねてください。

最後に、手もとにいちばん近い部分にアルケミラモリスをふんわりと重ねます。

持ち手となるジョイント点を輪ゴムでしっかりと留めます。巻き始め、巻き終わりともしっかりした太めの茎に絡めてください。
また、輪ゴムはリボンで隠したいので、なるべく上に巻き付けるようにしましょう。
しっかり留めたら、ジョイント点から10cmくらいのところで、茎を揃えて花ばさみでカットします。

STEP3 麻ひも、リボンを結ぶ

麻ひもで壁に掛ける用の輪っかを作ります。二重止め結びが簡単でおすめです。
結び目がスワッグの裏側にくるようにし、ジョイント点にしっかりと結びます。

輪ゴムと麻ひもを隠すようにリボンで巻き、蝶結びをして完成です。

直射日光の当たらない風通しの良いところに吊るしておくと、1〜2週間くらいでドライフラワーになります。鮮やかな夏の花のスワッグをおたのしみください。

それでは、次回もおたのしみに。

日比谷花壇では「夏の花ギフト」を展開中です。

夏の花ギフト特集を見る

編集 / 西巻香織

  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする