特集

新作おしえてvol.33「hanairoさんの新作、あわの散歩道 耳飾り」

この連載では、作家さんにSNSで「新作」を募集。編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。第33回目にご紹介するのは、hanairoさんの新作、「あわの散歩道 耳飾り」です。

作り手は、hanairoさん

hanairo
“すこしでも幸せを届けられるような作品”をテーマに、刺繍糸などの細い糸とビーズを組み合わせて編んだアクセサリーを制作。
https://minne.com/@simple-s

hanairoが生まれるまで

幼い頃から手芸が得意なお祖母さまとお母さまの背中を見て育ったというhanairoさん。何でも手でつくってしまう、そんな姿に自然と“憧れ”を抱いていたのだといいます。

コーディネートのアクセントにぴったりな「ガラスビーズのサークルブローチ

hanairo
幼い頃、祖母はわたしが家に遊びに行くたび、わたしや人形の服をつくってくれました。母は編み物でわたしの息子や娘のおくるみ、服などを編んでくれ、手づくりの温かさがとてもうれしく、そんな2人の姿がずっと憧れでした。

繊細な花びらの表現に引き込まれる「紫陽花ブローチ

hanairo
わたしが大人になってから編み物を母に教わり、最初はコースターや小物などを編んでいました。段々とレース編みに興味を持ち、今の細い糸を使ったアクセサリーをつくるようになりました。自分が本当につくりたいものが見えてきた頃、友人に「ハンドメイドのイベントに一緒に出よう」と誘われたことがきっかけで、本格的にアクセサリーをつくるようになりました。

hanairo
初のハンドメイドのイベントはとても緊張しましたが、自分がつくった作品を見て「かわいい」と喜んでくれるお客さまの姿に感動し、その嬉しさは何にも勝り、これからもものづくりを続けていきたいと思ったんです。

心を込めて、丁寧に丁寧に

繊細で、画面越しからもその丁寧な手仕事が伝わってくるhanairoさんの作品。制作するうえでのこだわりについてうかがってみました。

ころんとした形がかわいらしい「ミモザのブローチ

hanairo
編み物のやさしさを残しつつ、でもそれを強調しすぎないように、糸の細さ、つや、ビーズの大きさ、光沢感、糸とビーズの色合いなど全体のバランスをみながら1本1本丁寧に編んでいます。特にビーズと一緒に編むときは、ほつれないようしっかり固定するように編んでいます。
それから、作品の雰囲気に合いそうな場所や服装などを想像しながら制作してます。制作中、わたし自身とても温かく、幸せな気持ちになり、その気持ちが1人でも多くの方に伝えられたら幸いに思います。

新作は、あわの散歩道 耳飾り

hanairo
hanairoの耳飾りは小ぶりな作品が多いので、夏に合いそうな少し大きめのデザインで、また、hanairoには無い形にしたいと考えオーバル型にしました。夏空にたくさんのシャボン玉が広がるイメージで「あわの散歩道」と名付けました。

hanairo
クリアビーズを使ってシャボン玉のふわふわ感を出したく、最初は大きめのビーズを使用しましたが、もっと動きのあるものにしたいと思い、大きさの異なったビーズを組み合わせることにしました。そうすることにより、よりふわっと軽い雰囲気に仕上がりました。また、糸はすこしシックな光沢のあるカラーにすることで甘くなりすぎず、hanairoらしい色合いのバランスに仕上がったと思います。
 
最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。

hanairo
いつも温かいレビュー、メッセージをありがとうございます。普段の何気ない日常ですこし幸せな気持ちになっていただけたら…そんな幸せを作品を通してお届けできたら嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

あわの散歩道 耳飾り
https://minne.com/items/28662743


連載「新作おしえて」はSNS連動企画です。minne作家のみなさんは、TwitterまたはInstagramにて「#新作おしえて」「#minneとものづくりと」の2つのタグをつけ、新作画像と作品URLをつけてぜひご投稿ください。

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文 / 堀田恵里香

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