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【季節のリース】キャンドルと楽しむ「夏のグリーンリース」の作り方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグの作り方を教えていただく連載です。今回は、夏のテーブルコーディネートにぴったりの爽やかな「グリーンリース」の作り方をご紹介します。キャンドルとあわせてお楽しみください。

夏のグリーンリースの作り方


 
日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんに教えていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

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家族で過ごす長い夏休みに、身近にある植物やキャンドルを使ってテーブルやチェストの上などをデコレーションしてみませんか。少し手間をかけるだけでいつもとは違う、ちょっと贅沢なおうち時間を過ごすことができますよ。

今回は、野山に自生する「仙人草」をメインに使いリースを作ります。
仙人草は原種のクレマチスで、夏に白い小さな花をたくさん咲かせる“つる性”の植物です。

まだ花が咲いていない仙人草には、アクセントとしてブドウの実を一緒に飾りましょう。仙人草以外にもアオツヅラフジやヘクソカズラ、山イモのツルなど、身近にある植物でリースの素材になるものがありますので、ぜひ探してみてくださいね。

※仙人草は、茎をカットしたときに出る白い液体や、濡れた花粉を触るとかぶれることがあるので注意してください。


それでは一緒に作っていきましょう。

必要な材料と道具

・仙人草 1~2本
・ブドウなど実もの 適量
・キャンドル 1〜3個
・ケーキスタンドなど足付きのお皿
・ワイヤー #26
・はさみ

STEP1 リースを作る

ケーキスタンドの中央にキャンドルを置きます。
今回はこのキャンドルの周りを囲むようにリースを作ります。

ケーキスタンドに乗るように、仙人草でちょうどいいサイズの輪(リース)を作り、ワイヤーで固定していきます。
輪を作る際に、固く真っ直ぐな茎は折れないように注意して曲げましょう。これを“ためる”と言います。ためたい部分の茎に親指を添えながら、すこしずつ力を加えて曲げていきます。

一気にためようとすると折れてしまうことがあるので、様子を見ながら力加減を調整しましょう。

同様にもう1本の仙人草をためながら絡めて、ワイヤーで数ヶ所、固定します。ワイヤーの長さは適宜はさみでカットしてください。

STEP2 ブドウを配置する

先ほどのケーキスタンドにリースを置き、アクセントとしてランダムにブドウの実を配置します。

「夏のグリーンリース」の完成です。

アクセントにする実ものは、ブドウの他に「房スグリ」「房付きのミニトマト」「スズメウリ」などもおすすめです。組み合わせによって印象が変わってくるので、お好きな素材でお楽しみください。

また、完成したリースは、ドアや壁に吊るしても素敵です。夏休みのおうち時間にぜひ作ってみてはいかがでしょうか。


それでは、次回もお楽しみに。

日比谷花壇では「夏のおうち時間特集」を展開中です。
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撮影 / 福井崇史さん
日比谷花壇 シニアデザイナー。フラワーデザイナーの想いや、作品の特長、特性を理解して撮れるフォトグラファーとしても社内外で活躍。

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編集 / 西巻香織

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